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【札幌vs神戸プレビュー】札幌は公式戦の連敗を4でストップ…神戸はルヴァン杯で主力の温存に成功

2017.06.02

神戸のエースナンバー13番を背負うFW小川慶治朗のコンディションは上向きのようだ [写真]=J.LEAGUE PHOTOS

北海道コンサドーレ札幌 マセードの来日初ゴールは好材料

【プラス材料】
 やはり大きいのは5月31日に行われたルヴァン杯での勝利だろう。ホームで柏を2-1で下した。

 今季、ルヴァン杯では直近のリーグ戦から先発メンバーを大きく入れ替えて挑んできたが、グループステージ突破がかかった柏戦ではあまりメンバーを入れ替えず、主力級の顔触れを並べて勝ち点3を奪いにいき、そして見事につかみ取った。3位入りを果たしてグループステージ突破にも成功している。公式戦4連敗中だったということもあって、非常に大きな勝利だと言える。


 また、この試合ではマセードが来日初ゴールを挙げ、チームをより勢いづけた。18歳の菅大輝もリーグ戦では左ウイングバックが主戦場となっているが、ルヴァン杯の柏戦ではFWで出場し、いきいきとプレーしていた印象だ。

【マイナス材料】
 ルヴァン杯ではグループステージ突破を果たしたものの、リーグ戦で3連敗中であることも忘れてはならない。G大阪戦、新潟戦、鳥栖戦とすべて無得点で敗れている。

 ルヴァン杯の柏戦では2得点こそ奪ったものの、得点者はセンターバックの福森晃斗と右ウイングバックのマセードだった。FWの得点力不足を指摘されても仕方のない状況にある。リーグ戦でここまで5得点中のエース都倉賢の奮起や、負傷から復帰した内村圭宏の活躍が不可欠と言える。MFジュリーニョが再び負傷で離脱を強いられており、この点もマイナス材料だろう。

 また、チームとしてなかなか無失点試合ができていない部分も課題。どの試合でも1失点は覚悟をしなければならない状況だ。

文:totoONE編集部

ヴィッセル神戸 負傷離脱していたボランチの田中英雄が復帰

【プラス材料】
 5月31日に行われたルヴァン杯の新潟戦には1-0で勝利。C大阪に2連敗を喫した悪い流れを断ち切り、4年連続でノックアウトステージ進出が決定した。新潟戦では岩波拓也やニウトン、渡邉千真ら主力の温存にも成功。いい状態で今節の札幌戦を迎えられそうだ。

 新潟戦では、負傷で離脱していたボランチの田中英雄が復帰し、クラブ生え抜きの左サイドバック山口真司が今季初出場。さらに神戸U-18出身の安井拓也がプロデビューを果たした。この試合に出場したことで、エース小川慶治朗のコンディションも上向きになったようだ。

 また、C大阪戦に続き、右サイドバックとして2試合目となる伊野波雅彦がFW田中順也のゴールにつながるクロスを上げるなど、全体的に選手のコンディションが上がっているのもプラス材料だ。
 
【マイナス材料】
 ルヴァン杯は好調だが、リーグ戦では前節のC大阪戦で1-2で惜敗と結果が出ていない。攻守で貢献度の高かった右サイドバック高橋峻希と左サイドバック橋本和が揃って離脱するなどチーム状態がいいとは言い難い。

 その影響もあって、C大阪戦では両サイドで起点を作られた。リーグ戦では相変わらず失点が止まらず、いまだに先制点を許すと負けるというジンクスは続いている。古巣対決となる札幌の都倉賢の一発は警戒したほうが良さそうだ。

 攻撃に関しては、キャプテン渡邉千真がゴールを量産し始めているのは幸い。とはいえ、決定力不足が解消されたわけでもない。今シーズンはなかなか追加点が奪えないことで苦しい試合が続いているのもマイナス材料だ。

文:totoONE編集部


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