ヘッドでのゴールを決めた清武 [写真]=Getty Images for DAZN
2017明治安田生命J1リーグ第12節が20日に行われ、大宮アルディージャとセレッソ大阪が対戦した。
日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督も視察に訪れたこの試合。前節のベガルタ仙台戦でキャプテンのDF菊地光将が復帰した大宮、フォーメーションは4-4-2。一方のC大阪のフォーメーションは4-2-3-1、前節のサンフレッチェ広島戦で大量5得点を奪った攻撃陣に期待。両チームとも好材料を手にこの一戦に臨む。
先にチャンスを作ったのはホームの大宮。9分、ペナルティエリア手前右サイドにドリブルしてきたMFマテウスからパスを受けたFW瀬川祐輔が、ダイレクトで右足を振り抜く。しかしシュートは枠を捉えられない。
互いに激しくぶつかっていくが、なかなかチャンスが作れない両チーム。29分には、大宮のMF大前元紀のCKにFW江坂任が頭で合わせるが、ゴールを割ることはできない。続く31分、今度はC大阪にチャンス。混戦からFW杉本健勇が右足を振り抜くもボールは上へ浮いてしまう。
38分にもC大阪にチャンス。MF清武弘嗣が、ペナルティエリア手前の中央からミドルシュートを放つ。しかし、ボールは枠の左へ外れてしまい、0-0のまま前半を折り返す。
後半53分、大宮にアクシデント。前節戦列に復帰した菊地がDF河本裕之と交代。信頼できるキャプテンがいなくなってしまった大宮は56分ピンチを迎える。ペナルティエリア内、DF松田陸のパスに抜け出した清武が、中央で待っているMF山村和也にボールを渡す。山村がゴールと近い距離でシュートを放つも、GK塩田仁史が体を張ってセーブ。こぼれたボールを杉本がシュートするもうまくミートせず、大宮はピンチを脱出する。
63分、スコアが動く。MFソウザのCKに清武が頭で合わせて先制。珍しくヘッドでの得点を挙げ、C大阪が試合を有利に進める。
同点に追いつきたい大宮は、FW瀬川祐輔がC大阪の左サイドをドリブルで突き進む。一度は倒されるものの、すぐに起き上がりDFを交わしてシュート。しかしこのシュートは枠を外れる。反対に76分のC大阪の攻撃。CKを得たC大阪は再びソウザが蹴る。これに合わせたのは山村。勢いよく叩きつけられたボールは大宮ゴールに吸い込まれていき、点差を2点に広げる。
さらに86分、右サイドに開いたMF関口訓充のクロスに杉本が右足で合わせて3点目。試合を決定付ける。
試合はこのまま終了。セレッソはリーグ戦2連勝を飾った。一方の大宮は、アルビレックス新潟が北海道コンサドーレ札幌を下したことによって最下位に転落。
次節、大宮は柏レイソルと、C大阪はヴィッセル神戸とアウェイで、それぞれ対戦する。
【得点者】
0-1 63分 清武弘嗣(C大阪)
0-2 76分 山村和也(C大阪)
0-3 86分 杉本健勇(C大阪)
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト