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[サッカー×フットサル生え抜き対談] 齊藤未月×植松晃都「ベルマーレ育ちの視線」①

2017.05.19

[写真]=神山陽平

幼い頃から湘南一筋、ここで育ってきた二人の選手がいる。齊藤末月、18歳。小学5年生で湘南ベルマーレと出会った期待のルーキー。植松晃都、19歳。クラブ歴15年目のフットサル界の新星。そんな二人が競技の垣根を越えて初対談。ベルマーレについて、2020について、思いを馳せる。

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ファン・サポーターの皆さんと距離が近いのはベルマーレの魅力

クラブの生え抜きであるお二人ですが初対面とお伺いしました。簡単な自己紹介からお願いします。

植松 湘南ベルマーレとベルマーレの下部組織となるP.S.T.C.ロンドリーナに所属(※)している植松晃都です。5歳でロンドリーナに入り、今年の4月で大学2年生になります。フットサルはポジションが流動的なので、攻撃、守備といろいろな役割をしています。よろしくお願いします。

齊藤 今年の1月10日で18歳になりました齊藤未月です。ボランチやシャドーでプレーをしています。僕は小学校5年生からベルマーレに入りました。サッカーとフットサルでは、練習場所も違うので交流が少ないのですが、実は小学生の時にフットサルの全国大会に出場したことがあるんです。

植松 バーモントカップですか?

齊藤 そうです。一度しか出たことがないんですが、予選でロンドリーナのスクールチームと対戦したことがあって。

植松 そうなんですか。

齊藤 はい。年齢が一つ違うので、直接対戦してはいないと思うんですけど、あの時もロンドリーナはとても強くて、全く歯が立たなかったことを覚えています。対戦した時にロンドリーナの選手同士が手をつないでプレーをしていたり、「えっ?」と思うような戦術をしていて驚きました。

植松 僕はそういうフットサルの戦術が好きなんです。ベルマーレでは特に「ウヒョー系」と呼ばれる戦術があるんですね。

齊藤 「ウヒョー系」ですか?

植松 はい。見ている人が「ウヒョー」って思うような戦術で、具体的に言葉で説明するのは難しいのですが、それができた時はすごくうれしくなりますよ。サッカーも個人での力強さがあったりして、見ていても面白いですよね。

齊藤 そうですね。チームのみんなでゴールを奪った時はスタジアムも盛り上がりますし、そういう瞬間がすごく好きです。

それぞれの競技や試合を見たりする機会はありますか?

植松 あります。時々Shonan BMW スタジアム平塚で試合を見ます。応援や試合前の選手紹介の映像などがカッコいいなって思います。

齊藤 フットサルと雰囲気が違いますか?

植松 違います。ベルマーレのホームとなる小田原アリーナは、試合はやりやすいのですが、大型ビジョンがないのでサッカーのような映像が流れないんです。それにサッカーの応援や声援は、見ていると選手のエネルギーになっていると感じるので、ベルマーレフットサルクラブも、もっとそうなっていったらいいなとすごく思うんです。

齊藤 本当にそうなんです。声援が大きくなるとやる気やモチベーションが上がって、プレーにも影響が出るなと思います。

植松 ベルマーレフットサルクラブは選手とファン・サポーターとの距離感が近いと言うか、気軽にみんなが話し掛けてくれるイメージがあるんですけど、サッカーもそうですか?

齊藤 はい。サッカーも同じです。練習後にファン・サポーターさんから話し掛けてもらうことも多いですし、距離感が近いのはベルマーレの魅力だなと思います。

2020年を見据えて次代を担う二人が成長を誓う

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