2017.05.12

【清水vs鳥栖プレビュー】通算対戦成績はほぼ互角…清水はFWチアゴ・アウベスが好調

清水はMF竹内涼の存在によって縦パスの質やタイミングが良くなり、前線も生きる [写真]=J.LEAGUE PHOTOS
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■清水エスパルス 148分間で2ゴール1アシストのチアゴ・アウベスに期待

【プラス材料】
 リーグ前節のG大阪戦で今季初先発したチアゴ・アウベスと竹内涼が共に好プレーを見せたことが最大のプラス要素。竹内とボランチを組む六平光成も、やり慣れたコンビで互いにカバーし合うことができるため、思い切ったプレーができている。また、竹内の特徴によって縦パスの質やタイミングが良くなるため、前線のタレントもより生かされる。竹内のパスでチアゴが裏に抜け出すという新しいパターンも期待できるだろう。そのチアゴは、ここまで148分間で2ゴール1アシストと早くから結果を出している。今後さらにチームに馴染んでくれば、より大きな働きを見せる可能性は高そうだ。

 3試合ぶりに先発したセンターバックの二見宏志も、DFラインを高く保つという意味で良い働きを見せており、新戦力の働きによってチーム全体に良い相乗効果が生まれている。

【マイナス材料】
 左サイドバックの松原后が前節で足を痛め、今節は出場できるかどうか微妙な状況にある。松原が出られない場合は、センターバックの二見が左に回るか、ルーキーの飯田貴敬がリーグ戦初先発するかだろうが、どちらにしても左サイドの攻撃力は低下することになる。

 10日のルヴァン杯磐田戦では、またしてもホームで2-4で敗れ、これで今季のホームゲーム(公式戦)は1分5敗。ホームで勝てないことが徐々にプレッシャーとなり、選手たちの硬さとなって表われ始める恐れがある。鳥栖は高さと強さがあって、セットプレーと守備が強いチームなので、清水としては苦手とするタイプ。そんな相手に先制点を取られると、精神的にも焦りが強くなって、サッカー自体まで崩れてしまう可能性がある。

文:totoONE編集部

■サガン鳥栖 改善された守備で清水FW鄭大世を抑え込めるか

【プラス材料】
 リーグ前節の横浜FM戦では、前線からのプレスとブロックを作る守備の使い分けがハマった。ルヴァン杯・広島戦はミスから失点したものの、全体的な守備はしっかりとオーガナイズされ、この2試合を見るとチームとして守備が改善されていることが分かる。

 ここに来てけが人が続出している鳥栖だが、1-0で勝利した横浜FM戦で貴重な決勝ゴールをあげたMF鎌田大地は、こんな状況でも「ボールが収まる選手が多いので、うまくパスをつなぎながらできるのかなと思います」と前向きに捉えている。DF吉田豊は清水FW鄭大世をキーマンに挙げながら、「自分たちが前から守備を仕掛けていくことができれば、鄭大世選手には何回もボールが渡らないと思う」と話す。

【マイナス材料】
 ルヴァン杯第4節・神戸戦でMF小野裕二、リーグ前節・横浜FM戦でFW豊田陽平、DF谷口博之とレギュラー陣にけが人が出ている。2トップに起用されそうなのは、趙東建とイバルボ。谷口の代わりにはF・スブットーニが入り、キム・ミンヒョクとCBを組みそうだ。今季のリーグ戦では全試合で谷口とキムが組んで先発して来ただけに連係に不安が残る。

 清水の鄭を封じるためには、前線からのプレスで彼へのパスを寸断することに加え、スブットーニとキムの連係を深めることが求められる。マッシモ・フィッカデンティ監督は「回復具合によるが、当時の状態を見て決めます」とギリギリまでけが人の復調を待つようだ。

文:荒木英喜

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