2017.05.12

【横浜FMvs甲府プレビュー】横浜FMは甲府と好相性で昨季は4-0で大勝…甲府は2試合連続の無失点を記録中

横浜FMはMFの齋藤学がここまで無得点。エースの不振が成績にも反映している [写真]=J.LEAGUE PHOTOS
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■横浜F・マリノス ボランチの喜田拓也が復帰する見込み

【プラス材料】
 今節対戦する甲府とは2014年3月に敗れて以降、昨年まで2勝3分と負けがない。昨年10月の対戦では4-0で大勝しており、その試合では齋藤学が2ゴールを決めるなど大活躍を見せた。

 今年はリーグ戦で初顔合わせとなるが、今月3日にはルヴァン杯グループステージで対戦し、1-0で勝利。苦手意識はなく、前向きな状態で試合に臨めるだろう。

 この試合では、前節の鳥栖戦を欠場した喜田拓也が復帰する見込みで、このレギュラーボランチが帰還することで中盤の守備が安定する。喜田は攻撃の第一歩となる球出し役も担い、攻守両面でのキープレーヤーとなる。粘り強い守備から前線の個の能力を生かし、4試合ぶりの勝ち点3を狙う。

【マイナス材料】
 柏に0-2、G大阪に0-1、そして前節の鳥栖戦も0-1で敗れてリーグ戦3連敗を喫した。まだ序盤戦の終わりが見えてきた第10節消化時点とはいえ、11位という順位に低迷している。

 加えて、その3試合はいずれも無得点とゴールを奪えていない。柏戦やG大阪戦ではチャンスらしいチャンスすらなく、鳥栖戦のチャンスも相手に疲れが見え始めた終盤のみ。前半は何もできずシュート2本に終わり、攻撃の糸口を見つけるのが難しい状態だった。

 頼みの綱の齋藤学がここまで無得点と沈黙しているのは最大の誤算で、チームが波に乗りきれない最大の要因だろう。また、守備陣も最後のところで踏ん張りきれず、セットプレーからの失点も散見される。攻守ともにパフォーマンスが上がっていない実状をどう打開するかが浮上のカギを握る。

文:totoONE編集部

■ヴァンフォーレ甲府 10試合で10失点という安定感を見せている

【プラス材料】
 甲府は河田晃兵、山本英臣、新井涼平ら守備の主力を欠くなかで2試合連続の無失点を記録。直近の7試合を3勝3分け1敗で乗り切っている。

 GK岡大生と、畑尾大翔、新里亮、エデル・リマのセンターバック陣は決してJ1実績が豊富なトリオではないものの、前線からの組織的な守備による助けもあり、今季は10試合で10失点という安定感を見せている。

 またDF陣はキャプテンの山本英臣もすでに全体練習へ復帰し、土屋征夫もルヴァン杯で”大会史上最年長ゴール”を決めるなどポジション争いも活気づいている。昨季は年間34試合で58失点を喫した守備のもろさが解消されたことが、甲府が現在13位という予想以上の結果を残している大きな要因だ。

【マイナス材料】
 前節の磐田戦はボールを保持して敵陣に押し込みつつ無得点でスコアレスドロー。今季の甲府は10試合を終えていわゆる“流れのなからのゴール”は4点にとどまっており、フィニッシュに大きな課題を抱えている。

 アタッカー陣を見ると河本明人、田中佑昌といった選手のスプリント、背後を突く仕掛けは有効で、守備も含めてトータルの貢献度は高い。しかしオン・ザ・ボールのアイディアや精度を欠いている。

 エース格のFWウイルソンは前節に途中出場で復帰を果たしたものの、まだ身体の重さが残っており、今節も途中出場になるだろう。攻撃の迫力不足は一朝一夕に解決する課題でなく、横浜FM戦も相手の先制点を回避し、セットプレーを可能な限り増やすというシビアな試合運びは変わらない。

文:大島和人

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