2017.05.11

【ライターコラムfrom金沢】鹿島から期限付きで加入した19歳の大型FW垣田裕暉の現在地

19歳の垣田は今季、鹿島からレンタルで金沢に加入した [写真]=J.LEAGUE PHOTOS
フリーライター。J2昇格初年度の2015年から、ツエーゲン金沢の番記者として取材活動を開始。J2一年目の快進撃、二年目の残留争いを肌で感じ、監督が替わった三年目は新たなチーム作りを見届ける。

 今季、鹿島アントラーズからツエーゲン金沢に期限付き移籍したFW垣田裕暉

「今年5月のU-20ワールドカップはひとつの目標。それに出るには試合に出ないといけない。試合に出るとなるとアントラーズにいると厳しいところもある。試合経験を積みたい気持ちがあってきた」。金沢加入時にU-20W杯出場へ強い意欲を示したが、先日発表された日本代表メンバーに垣田の名前はなかった。

 垣田は今季J2リーグで9試合に出場しているものの、いずれも途中出場で限られた短い時間でのプレーを余儀なくされている。試合経験を積むために金沢へやってきたものの、チーム内の競争に勝てず、ベンチスタートの日々。練習場でもプレーの合間に度々悔しそうな声が漏れる。その矛先は他でもない自分自身だろう。

「まだまだミスが多いので、イージーなミスを減らしたい」

 身長187センチの垣田は「ステップも小さい選手に負けないようにやってきた。デカイ選手ができないことをやりたいと思っている」と本人が語るように高さ、速さ、上手さをバランス良く兼ね備えた大型FWだ。しかし、オフザボールの動きの乏しさが大きな課題である。

ペナルティーエリア内では厳しいマークにさらされて潰される場面も多い[写真]=Getty Images

 柳下正明監督が「動き直しがない。自分とボールの関係だけで動くからマークされやすい。一生懸命頑張っているんだけどね」と指摘するとおり、ボール、味方、相手、スペース、様々な要素を踏まえ、効果的かつ連続性のあるプレーが求められている。しかし、実戦では簡単に相手センターバックに捕まり、潰される場面も少なくない。途中出場した際には、気持ちが空回りして無駄なファウルをすることもあった。本人は「自分がやりたいプレーと周りのやりたいプレーがうまく合っていないときも結構ある」ともどかしさを口にする。

「FWは厳しく守備にくるポジション。(金沢は)ポゼッションするタイプではないので、FWがタメを作らないといけない。苦しい状態で来たパスをどうマイボールにして、どうチャンスにできるか」

 開幕前、「残留じゃなくて優勝を目指してやりたい。そのためにはひとりで20点以上取れる選手がいたらチームの助けになる」と話したが、プレー時間も短くここまで無得点。「10試合終わって、FWとしてそろそろ点が欲しい」。やはり点を取るためには、良い状況でボールを受ける必要があり、それが課題だと理解している。「相手が(パスを)出せる位置に動き直す。ザキさん(山﨑雅人)は動き直しがすごくうまいので、見習っていきたい」。

 思い描いた武者修行と異なるかもしれない。だが、それでも垣田は前を向く。「もっと練習でアピールして、試合中も出された時間でしっかり結果を残して出場時間をのばしてスタメンを取る。自分がスタメンを取ってチームに良い影響を与えて、勝てるチームになれたらという思いがある」。

文=野中拓也

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