2017.05.05

【広島vs神戸プレビュー】シュート数はリーグ1位を誇る広島…エース番号「13」を背負う小川慶治朗が復帰した神戸

広島と神戸は4月26日のルヴァン杯で一度対戦。その時は神戸が4-1の快勝を収めている [写真]=J.LEAGUE PHOTOS
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■サンフレッチェ広島 戦術的な芯を作るのは森﨑和幸

【プラス材料】
 0-1で敗れたものの、ルヴァン杯の対C大阪戦ではチームの攻撃が大いに機能した。

 森﨑和幸が復帰したことで戦術的な芯が確固たるものとなり、広島らしい緩急を利した独特なリズムが生まれた。また、彼のコーチングによって選手たちが縦横な尽かつ適切なポジションをとる。シャドーの2人が頻繁にポジションチェンジを見せたことによって、相手の守備は確実に混乱していた。特に、ルヴァン杯の神戸戦で前半だけのプレーとなり評価を下げていたフェリペ・シウバの動きが俄然活気づき、何度もボールを受けることによってリズムが生まれ、彼を起点としてチャンスを数多く作っていた。

 リーグ戦で森﨑やフェリペ・シウバが出場するかどうかは「コンディションを確認してから」と森保一監督は慎重。ただ、試合に出れば現状打破の特効薬になる可能性は大いにある。

【マイナス材料】
 とにかく、得点が取れない。チャンスを作っていないわけではなく、シュート数もリーグ1位とゴール近くまでボールを運べているのだが、決定的な崩しは決して多くはない。シュートのアイディアが乏しく、ビッグチャンスもGKに防がれてしまっているのが現状だ。

 森保監督は「続けることで打開する」と語る。もちろん、コンセプトを変化させる必要はない。ただ、広島のサッカーを継続しつつ、人を変えるか形を変えるかは、そろそろ吟味する必要がある。

 セットプレーからの失点が全失点数の半分を占めるなど、止まったボールからの守備に修正は必要だが、それでも9試合中複数失点の試合はわずかに3。守備陣を責めることはできない。やはり得点を取ること。そのための創意工夫が求められる。

文:紫熊倶楽部 中野和也

■ヴィッセル神戸 ルヴァン杯では広島に4-1で快勝

【プラス材料】
 リーグ戦では3連敗中の神戸だが、ルヴァン杯では3連勝中と好調。今節の対戦相手である広島とは4月26日に対戦し、4-1で快勝した。

 内容でも広島の変則的な3-4-3システムにもうまく対応。ネルシーニョ監督も「前半から自分たちの戦術、相手のシステムへの適応がしっかりと高いレベルでできた」と試合後の会見で手応えを口にしていた。両チーム共に今節はメンバーが変わるだろうが、神戸に広島への苦手意識はないと言っていいだろう。

 また、5月3日のルヴァン杯鳥栖戦では、エース番号「13」を背負う小川慶治朗が復帰を果たし、ウエスクレイのコンディションも上向き。選手の底上げが進んでいるのは大きなプラス材料だ。

【マイナス材料】
 リーグ3連敗中という部分ではメンタル面でややマイナスか。メンバーは変わるだろうが、それでも中10日で再び広島と戦う点ではかなり難しい一戦になりそうだ。

 また、ボランチ藤田直之が故障で抜け、ニウトンの相棒が定まらないのも不安材料。高橋秀人、松下佳貴、三原雅俊をリーグ戦とカップ戦で次々と試しているが、なかなか確定とまではいかない。藤田不在でロングスローという武器もなくなっているのは痛いところだ。

 ボランチが固定できない影響かどうかは不明だが、公式戦のここ5試合で無失点の試合はリーグ戦(高橋峻希、岩波拓也、渡部博文、橋本和)とは違うDF4枚で挑んだ5月3日のルヴァン杯鳥栖戦のみ。守備の部分にやや不安が残る。

文:totoONE編集部

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