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【浦和vs札幌プレビュー】浦和は興梠慎三が6得点で得点ランク首位…札幌はエース都倉賢が4得点と好調

2017.04.21

総得点「6」で得点ランキングトップに立つ浦和FW興梠慎三 [写真]=J.LEAGUE PHOTOS

浦和レッズ 総得点で2番手のG大阪に8ゴールもの差

【プラス材料】
 開幕戦は黒星を喫したものの、以降は2連勝、1分、そして3連勝と負け知らずの浦和。この時期に順位を意識するのは少し気が早いものの、首位に立って気分が悪いわけもない。総得点で2番手のG大阪に8ゴールもの差をつけている圧倒的な攻撃力の高さが順位にも反映されていると言えるが、強みとなっている攻撃陣の中でもエース・興梠慎三が好調なのが心強い。ここまでのリーグ戦7試合中4試合でゴールを決め、総得点は6で得点ランキングトップに立っている。

 前節のFC東京戦は、ACLで上海上港との激戦から中4日で迎える過密日程で行われたため、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督はコンディションを苦慮しながら戦ったが、札幌戦はミッドウィークにインテンシティの高いACLを挟まず、中5日で戦うことができるのはプラス材料だ。
 
【マイナス材料】
 札幌戦を中5日と休養十分で戦えるのは大きいものの、そこから中3日でACLのウェスタン・シドニー・ワンダラーズ戦が控えているため、先発メンバーは連戦を念頭に置いて選考しなければならない。組み合わせ次第では思わぬ苦戦を強いられるかもしれない。

 FC東京戦では、浦和のディフェンスラインに厳しいプレッシャーをかけ、それを突破してもプレスバックで襲い掛かってくる相手のアグレッシブな守備に手を焼かされた。札幌は当然、その試合のスカウティングを十分に済ませているはずであり、同じような戦い方を仕掛けて浦和を困らせる可能性はある。また、FC東京戦で攻撃がうまく機能しなかったこともあり、今週の練習では攻撃でもっとリスクを負って相手を崩すことを求める監督の指示が飛んでいたが、それは攻守のバランスを狂わす危険性をはらんでいる。


文:totoONE編集部

北海道コンサドーレ札幌 先に失点をしても崩れないチームになりつつある

【プラス材料】
 序盤戦の山場とも言えるFC東京、川崎、浦和という難敵との3連戦を、2試合を終えて1勝1分という上々な戦績となっていることがメンタル的にチームに勢いを与えている。そして、その2試合はともに先制されてからの逆転勝利、引き分けということで、先に失点をしても崩れないチームになりつつある。

 今節の浦和戦は強力攻撃陣が相手ということで先制点を許す可能性もも大いにあるが、そう簡単にはズルズルと押し込まれないだけの精神的な強さは身につけていると言える。現在、ホームで4試合連続得点中のエース都倉のコンディションも上々で、超アウェイなどのシチュエーションではよりテンションを高めるタイプの選手なだけに、この試合で今季の敵地初得点が期待できそうだ。

【マイナス材料】
 やはりけが人の多さが気になるところ。ジュリーニョに続きマセードも再負傷し、この試合の欠場は決定的。昨季の主軸だったブラジル人3人をすべて欠く状況が続いており、なかなか難しい状況ではある。

 また、プラス材料の裏返しではあるが、前節、前々節ともに先制点を許しており、この部分はできればなんとか改善したいところ。どちらも一瞬の隙を突かれてのものだけに、なかなか完璧な修正は難しいかもしれないが、踏ん張りたいところではある。

 さらには、やはり浦和とのアウェイゲームは難しいと言うしかないだろう。とくに今季はここまでリーグ戦のアウェイは全敗で、内弁慶気味になりつつある。この試合でも敵地の熱狂的な雰囲気に飲みこまれる可能性もゼロではないだけに、気がかりなところだ。

文:totoONE編集部


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