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【磐田vs鳥栖プレビュー】磐田はホームの鳥栖戦で過去負けなし…鳥栖はリーグ戦2試合連続で3得点中

2017.04.14

相性の良い鳥栖相手に活躍が期待される磐田のFW川又堅碁 [写真]=J.LEAGUE PHOTOS

ジュビロ磐田 エース川又は過去に鳥栖戦でハットトリック

【プラス材料】
 中村俊輔の移籍後初の古巣戦で注目を浴びたリーグ前節横浜FM戦は1-2で敗れたが、中村俊を起点に相手ゴールに迫り、川又堅碁がシュート5本を放つなど得点シーン以外にもゴールの予感が漂った。今節の注目はエース川又。キャリアハイの23点を挙げた2013年の新潟時代に鳥栖戦でハットトリックを達成した相性の良さを発揮できるか。

 けがで出遅れた高橋祥平が前節、右サイドバックで移籍後初出場。試合勘のなさが目立ったが、12日のルヴァン杯でも本職のセンターバックで約80分間プレーした。鳥栖戦の先発も有力で、最終ラインに安定感をもたらしてくれそうだ。


 鳥栖とのホーム戦は1勝2分。負けなしのデータも継続したい。

【マイナス材料】
 横浜FM戦、ルヴァン杯の仙台戦は、ゴール前で精度の低さを露呈した。2戦合計のシュート23本のうち、ネットを揺らしたのは1本のみ。枠内シュートが少ないことも気にかかる。セットプレーやカウンターだけでなく、組み立て時の連係が向上し、攻撃の形は作れているだけに、フィニッシュの修正は欠かせない。

 守備陣は鳥栖のエース豊田陽平を警戒したい。過去に対戦したリーグ戦6試合で6失点。特にヤマハスタジアムでは4点を献上している。2試合連続得点中のキーマンを抑え込めるかどうかが勝敗のカギを握りそうだ。

 エコパスタジアムで行われた1日の清水戦でホーム初勝利を挙げたが、ヤマハでは昨年6月の第1ステージ最終節仙台戦以来、白星なし。悪い流れを断ち切り、約10カ月ぶりの歓喜をもたらすことができるか。

文:totoONE編集部

サガン鳥栖 4年前の対戦では豊田陽平がハットトリックを達成

【プラス材料】
 リーグ第5節・FC東京戦に続いて3得点を挙げた前節・新潟戦。なかでも、小野裕二の移籍後初ゴール、田川亨介のプロ初ゴールは彼らの自信になるだけでなく、チームに勢いをもたらすものとなった。また4試合ぶりの無失点というおまけ付きで公式戦4試合ぶりの勝利を手にした。

 ただ、試合内容に関してマッシモ・フィッカデンティ監督は「3-0で勝利しましたが、負ける可能性もありました」と満足していない。それは選手も同じで、左SB吉田豊は「良かったところもありますけど悪かったところも多かったので、ナイスゲームとは言えない」と話した。だからこそ、今週の練習では反省も含めた修正を行い、チームのレベルアップを図った。

【マイナス材料】
 前節、結果的に無失点に抑えたが、新潟に何度もチャンスを作られるなど守備の課題は残った。そのため今週はディフェンスラインの上げ下げや左右の動きなどを改めて確認し修正を行った。

 それよりも気がかりなのは、ヤマハスタジアムで鳥栖が1度も勝っていないということ。2013年には豊田陽平がハットトリックを達成して一時は2点リードしたにもかかわらず、最終的には3-3の引き分けに持ち込まれた。

 加えて今季はまだアウェイでの勝利がないのも懸念材料だ。選手はアウェイで勝っていないことをさほど気にする様子はない。右SB藤田優人も「選手はあまりホーム、アウェイっていうのは意識していないけど、勝つと意識する部分もあるので勝って良い風に捉えられるようにしたい」とモチベーションに変えていた。

文:荒木英喜

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