そろって2試合連続ゴールとなったウーゴ・ヴィエイラ(左)とダビド・バブンスキー [写真]=Getty Images for DAZN
4日に開催された明治安田生命J1リーグ第2節、横浜F・マリノスはホームで北海道コンサドーレ札幌を3-0で破り、開幕2連勝を飾った。
横浜FMのFWウーゴ・ヴィエイラは周囲の期待にしっかりと応えてみせた。開幕戦に続き途中出場となったヴィエイラだったが、この日はピッチに入ったわずか3分後にゴールを決めた。
「ボールポゼッションをして、(齋藤)学がボールをキープしてくれて、(天野)純がクロスを入れてくれた。僕はニアに走り込んで、ドンピシャに来たのを決めるだけだった」と、天野の少し高めの折り返しにジャンプして合わせ、右足で押し込んだ。
実はこのシーン、走り込む前の段階で相手DFとの激しい駆け引きがあった。ヴィエイラ自身が振り返る。「相手が僕を押していてブロックしていた形だったけど、そこに入る前から駆け引きが始まっていて。相手は押して、僕は引っ張ったりとか。だけどうまく前に入れて良かった」。
試合前日、エリク・モンバエルツ監督は「正確に言うと、コンディションはだいぶいい。ただ試合のリズムがまだ戻ってきていない。そこを高める必要がある」と指摘していたが、途中出場ながら開幕2試合連続ゴールと結果を残したヴィエイラ。「ゴール前の狭いスペースでのプレーと正確な判断は、ストライカーとして高いモノを持っている」という指揮官の期待にも応えてみせた。
10日の金曜日には昨年王者、鹿島アントラーズとの一戦が待っている。「僕たちは勝利のために戦っているし、1試合1試合勝つことが大事。難しい試合だとは分かっているけど、勝点3を取りに行く」。期待のストライカーの覚醒も近いはずだ。
By サッカーキング編集部
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