先制ゴールを挙げた田中パウロ淳一(左) [写真]=Kaz Photography/Getty Images
2017明治安田生命J2リーグ第2節が4日に開催され、名古屋グランパスとFC岐阜が対戦した。
開幕戦を勝利で飾った名古屋は、スタメン、ベンチ入りメンバーともに変更なし。開幕2連勝を狙う。FW佐藤寿人には移籍後初ゴールが期待される。一方の岐阜は開幕戦でレノファ山口と対戦し、2-2のドロー。この試合で今季初勝利を目指す。“名岐ダービー”を制するのはどちらのチームか。岐阜FW風間宏矢と、名古屋を率いる風間八宏監督の親子対決にも注目が集まる。
最初にチャンスを迎えたのは岐阜。11分、ゴール正面でボールがこぼれると、最後はパスを受けたシシーニョが強烈なミドルシュートを放つ。しかし、これはわずかにゴール左に外れた。21分には田中パウロ淳一が右サイドからカットインして左足で狙うも、ゴール上へ。
24分にも岐阜は古橋亨梧が右足で狙ったが、名古屋GK楢崎正剛のファインセーブに阻まれた。押され気味の名古屋は33分、小林裕紀に代えてワシントンを投入。前半途中ではあるが、風間監督は交代カードを1枚切ってきた。しかし、岐阜から主導権を奪うことができず。前半は岐阜優位で試合が進んだ。
後半、名古屋はセットプレーを中心に岐阜ゴールに迫り、徐々にペースを奪い返していく。しかし、決定的なチャンスを作るまでには至らず、スコアレスで試合は終盤へ。
79分、ついに試合が動く。岐阜は右サイドでボールを持った田中が中へ切れ込んで左足を一閃。このシュートがゴール右隅に決まり、均衡が破れた。
リードを許した名古屋はフェリペ・ガルシア、シモビッチを投入して同点ゴールを目指す。すると90分、名古屋は左CKを大外で内田健太が合わせて土壇場で追いつく。その後、5分のアディショナルタイムで両チームともに勝ち越しゴールを目指したが、スコアは変わらず1-1で試合終了。“名岐ダービー”は引き分けに終わった。
次節、名古屋は11日にアウェーでジェフユナイテッド千葉と、岐阜は12日にホームで松本山雅FCと対戦する。
By サッカーキング編集部
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