2017.02.24

【2017年J1クラブ分析⑯】5季ぶりJ1の札幌 “エレベータークラブ”脱出への第一歩を踏み出す

北海道コンサドーレ札幌
オフに行われたDAZNニューイヤーカップ沖縄ラウンドを優勝した札幌 ©J.LEAGUE PHOTOS
サッカー総合情報サイト

 北海道コンサドーレ札幌にとって、5度目の挑戦が始まる。1998年からJリーグ入会を果たすも、翌年から新たに創設されたJ2へ。2002年に昇格を果たすも、03年から再びJ2へ。08年は再昇格を果たしながら、またも1年でJ2へ。12年シーズンも、同様だった。札幌が、典型的なエレベータークラブだったのは否めない。13年に就任した野々村芳和社長はその打破を強く意識し、「お金がないなりに戦うクラブ」から、「J1に相応したお金を持ったクラブ」への転換を図ってきた。野々村社長体制の初年度である13年に10億円余りだった売り上げは、15年時点で15億円余りまで増加。16・17年はさらに伸びている見込みだ。

 とはいえ、まだまだJ1では下位グループの予算規模であるのも事実。野々村社長がかつて漏らした言葉を拝借すれば「予算と戦力は比例する」のだから、“残留”が現実的な目標となる。補強もビッグネームはいないものの、J1での実績を持った選手を堅実に整えた。MF兵藤慎剛を横浜FMから、MF横山知伸を大宮から獲得。さらに左利きの左アウトサイドとして田中雄大、右アウトサイドあるいはシャドーの枠で鳥栖MF早坂良太の補強にも成功した。横山、田中、そして早坂の3人は開幕戦での先発も有力だ。

 また、昨季は仙台で出場機会に恵まれなかったリオ五輪韓国代表の大型MFキム・ミンテの登用も大きい。エースFW都倉賢と競れるストライカー候補として、元日本代表候補のFW金園英学も加入し、川崎Fから期限付き移籍していたDF福森晃斗の完全移籍実現も地味ながら意味のある“補強”だった。キムも開幕・仙台戦(いきなり古巣との試合である)からボランチとして先発起用となりそうだ。

2017シーズン開幕時の予想フォーメーション

 堅牢な5-4-1のディフェンスをベースにした戦術面も大きな変更はない。昨季は25勝のうちの約半数が1-0の勝利だったことからも分かるように、しっかり守ってしぶとく勝つという方法論をJ1でも貫くのみだろう。ただ、四方田修平監督が「マイボールの時間を少しでも増やせるようにしたい」と語っていたように、押し込まれながらもボールを持てる時間を作れるかは一つのポイントとなる。そしてもちろん、J2で3年連続二桁ゴールを記録してきたエースFW都倉賢がJ1舞台でどこまで数字を残せるかも、チームの浮沈を左右することになる。

 エレベータークラブ脱出への第一歩と位置付けられる2017シーズン。雌伏の時間の中で北の大地に根付き、芽を出し、茎を伸ばしてきたクラブが花を咲かすことができるかどうか。5年ぶりのJ1舞台で、コンサドーレ札幌の戦いが始まる。

欧州リーグ順位表

マンチェスター・C
34pt
マンチェスター・U
26pt
チェルシー
25pt
欧州順位をもっと見る
バイエルン
29pt
シャルケ
23pt
ライプツィヒ
23pt
欧州順位をもっと見る
バルセロナ
34pt
バレンシア
30pt
レアル・マドリード
24pt
欧州順位をもっと見る
ナポリ
35pt
インテル
33pt
ユヴェントス
31pt
欧州順位をもっと見る

Jリーグ順位表

鹿島アントラーズ
70pt
川崎F
66pt
C大阪
60pt
Jリーグ順位をもっと見る
湘南
83pt
長崎
80pt
名古屋
75pt
Jリーグ順位をもっと見る
秋田
58pt
栃木
58pt
沼津
57pt
Jリーグ順位をもっと見る