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新スタジアムができる亀岡で新体制記者発表、闘莉王が勝者のメンタリティを伝える京都サンガ「今季こそJ1へ」

京都は1月16日に新体制発表会を行った

 京都サンガF.C.は1月16日、トップチームが始動し、京都府亀岡市内で2017シーズン新体制発表記者会見を実施した。京都駅からJR嵯峨野線快速に乗ると、京都の名所・嵐山や保津峡を通り、22分で亀岡駅に着いた。この日は雪景色となった亀岡。この場所を会場に選んだのは、2019年亀岡に完成予定の新スタジアムを意識してのこと。ファンクラブ会員100名も招待され、会見を見届けた。

 昨季は5位でJ1昇格を逃したサンガ。野口裕司強化部長は「昨シーズンの反省を踏まえ、攻撃陣は多くのメンバーを入れ替え、布部監督のもと昨年以上のアグレッシブさを見せて攻撃的なサッカーをやってくれると期待している。守備陣は、昨シーズンのいいものを残しつつ発展できるように。その中で、勝者のメンタリティをもった闘莉王選手に来ていただいた。少しでもチームに、勝つということに執着心をもった姿勢を見習ってもらえればと思っている。闘莉王選手は昨日来日したが、大雪という白星を運んで来てくれた。縁起がいい」と雪の天候を歓迎の言葉に変えると、会場から拍手が起こった。

「サッカーIQが高く、人間力や指導力を兼ね備えている」(野口強化部長)と抜擢され、サンガでプロ監督としてのキャリアをスタートすることになった布部陽功新監督は「今季はJ1昇格が最大の目標。今日、練習がスタートしたが、練習前に選手の顔を見て、ものすごく熱意を感じたし、覚悟をもっているなという印象だった。一つ一つ試合に勝って上昇して、勝ちにこだわったシーズンにしたい」と決意を語った。

 続いて、新加入の13選手とスタッフが一言ずつ挨拶をし、質疑応答が行われた。

 水戸ホーリーホック所属以来、14年ぶりのJ2に挑む田中マルクス闘莉王は「もう日本に来て21年になるが、どうしようか迷っていた時に(強化部の)野口さんと小島さんがブラジルまで来て、一緒にやろうと話をいただいた。他にいろんな話があった中で、男として、ふたりと約束したことを果たさないといけない。日本に帰るなら京都でやると返事をした」と京都を選択した経緯を明かした。

 闘莉王は、ブラジルでサンガ強化部のふたりに会った時のことをこう振り返った。

「熱い気持ちをもって呼んでくれているんだと感じて、もうサッカーはいいんじゃないかと思っていたのが、すっきりと消えた。今までいろんなクラブにいて、目標にしてたことが必ず達成でき、決して簡単な道ではなかったが、いろんな大舞台で幸せにプレーができたことと、14年前、あれだけ苦しくて、環境が整ってなかったところでサッカーをし、いろんな人の幸せを感じたことをもう一回思い出し、やろうじゃないか、そういう気持ちにさせてくれた」

 記者会見は緊張感のある雰囲気で進んだが、質疑応答で「選手の皆さんにお聞きしますが、得意なプレーは?」という質問に、「闘莉王選手からお願いします」とふられた闘莉王。ニコニコしながらマイクをもち、「久々にこの質問、聞かれました」と言うと笑いが起こり、会場を一気に和ませるシーンもあった。

 地元京都橘高校出身ということで注目を集めるMF小屋松知哉、MF仙頭啓矢、GK永井建成、FW岩崎悠人は、それぞれ京都でプレーできることを楽しみに、意気込みを語った。

 名古屋から移籍のMF小屋松は「自分の出身地である京都という地でプレーできることをうれしく思うし、京都をJ1に上げるために移籍してきたので全力でプレーしたい」。東洋大から加入のMF仙頭は「プロ1年目というキャリアを、僕を大きく育ててくれた地である京都でスタートさせることができて、とても光栄。1年目からしっかり結果にこだわってチームの目標であるJ1昇格に全力で向かっていきたい」と語り、自身の「2ケタ得点、2ケタアシスト」という目標を挙げ、「得点に直結するプレー」を武器に勝負する。

 ロアッソ熊本から加入のGK永井は「自分が生まれ育った京都でプレーできるのは本当に幸せで感謝の気持ちでいっぱい。感謝の気持ちを忘れずに、日々100%で取り組んでJ1昇格に貢献できるように自分らしく頑張っていきたい」。岩崎も感謝の思いを口にし、「背後への抜け出しやスピードに乗ったドリブル、運動量に自信がある。プロの世界は結果がすべてだと思っている。結果にこだわってやっていきたい」と、プロ1年目での出場を狙う。

 また、昨季韓国でプレーしていたMFハ ソンミンとFWケヴィン オリスが、自らのプレースタイルについてこうアピールした。ボランチのソンミンは「どのMFよりもしっかり走って、激しくぶつかり合って、簡単に崩されないように守るのが特徴」。長身192㎝のケヴィンは「常に相手DFとファイトするファイティングスピリットと高さが特徴」。野口強化部長は「まず、縦のラインをしっかりそろえたいということが頭にあった」と、闘莉王、ソンミン、ケヴィン、期限付き移籍から復帰の大黒将志をそろえ、サイド攻撃を重視した補強で、小屋松、伊東俊、岩崎らが絡む躍動感溢れるプレーが期待されている。

新体制記者発表のあとには、新ユニフォームを発表。モデルとして、京都橘高出身の3選手が登場し、カメラマンの「マネキンと同じポーズで!」という声に応え、撮影に応じた。

 新ユニフォームは、昨季のベースカラーはそのままに、京都を代表する街並みのひとつ「碁盤の目」をモチーフに、交錯するラインが目を引くデザイン。胸のエンブレムから流れる紫色のタスキは、「険しく厳しい道のりであったとしても、紫の力を集結しJ1昇格へと導く道しるべとなるように」との思いが込められている。

 今季のスローガンは「Josho魂~サンガノタメニ」。布部監督は「Joshoは常勝と上昇。魂は、新加入選手それぞれが熱い気持ちをもっている。残った選手は昨年の悔しい思いがある。そんなみんなの魂をもってJ1に上がろうということで考えた」とスローガンに込めた思いを話し、一戦必勝で常勝の先にあるJ1昇格を目指す。

 サンガは1月29日~2月12日の鹿児島キャンプを経て、2月26日、2017明治安田生命J2リーグ、モンテディオ山形との開幕戦をホームで迎える。

(前列左から)小屋松知哉、湯澤聖人、田中マルクス闘莉王、布部陽功、伊東俊、ケヴィン・オリス、ハ・ソンミン
(後列左から)望月嶺臣、岩崎悠人、仙頭啓矢、永井建成、大野耀平、麻田将吾、島村拓弥

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