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中村俊輔が磐田移籍…横浜FMが声明発表「多大なる貢献に深く敬意を」

2017.01.08

磐田移籍が決まった横浜FMの中村俊輔 [写真]=Getty Images

 横浜F・マリノスに所属する元日本代表MF中村俊輔が、ジュビロ磐田へ完全移籍で加入することが決まった。8日に両クラブが発表している。

 日産FCジュニアユースを含めて計15年半に渡ってプレーし、Jリーグ年間最優秀選手賞(MVP)を2度受賞するなど、クラブに大きく貢献してきた“背番号10”の移籍を受け、横浜FMが公式HPに「中村俊輔選手の移籍に関して」と題した声明を掲載した。


 同声明は「日頃より横浜F・マリノスへご支援を賜り、厚くお礼申し上げます。このたび、中村俊輔選手が横浜F・マリノスを離れ、ジュビロ磐田へ移籍することが決定いたしました」との書き出しで、以下のように続いている。

「弊クラブは、中村選手に現役生活を最後までF・マリノスで送り、その後も中村選手との関係を継続していきたいという思いと共に話し合いを重ねてまいりましたが、此度、中村選手の意思を尊重し、本人の決断を受け入れることといたしました」

「この決定は、横浜F・マリノスに関わるすべての皆さま、そしてなによりもファン・サポーターの皆さまにとって非常に残念なことであり、多大なるご心配と不安をおかけすることとなりますが、中村選手のこれまでの弊クラブへの多大なる貢献に深く敬意を表すると共に、これからのサッカー人生が実り多きものとなることを願ってやみません」

「弊クラブはこれからも『皆さまに愛される 強い横浜F・マリノス』の実現を目指し、邁進して参ります。引き続き、皆さまの温かいご支援・ご声援、ご理解を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます」

 中村は1978年生まれの38歳。日産FCジュニアユース(現・横浜FMジュニアユース)を経て1997年に桐光学園高校から横浜マリノス(当時)に加入し、1999年からは背番号「10」を着用した。2000年には22歳の若さでJリーグ最優秀選手賞(MVP)を受賞。同年のシドニー・オリンピックにも出場している。2001年にはヤマザキナビスコカップ(現・JリーグYBCルヴァンカップ)を制覇。2002年の日韓ワールドカップには出場できなかったが、同年7月にセリエAのレッジーナへ移籍した。2005年7月からはスコットランドのセルティック、2009年6月からはスペインのエスパニョールでプレー。2010年2月、横浜FMへ復帰した。2013年にはJ1優勝に迫ったチームにあって中心選手として活躍し、2度目のリーグMVP受賞を果たした。JリーグのMVPを複数回受賞したのは、史上初の快挙。なお同年の天皇杯では優勝を果たしている。

 2016シーズンは負傷の影響もあり、明治安田生命J1リーグで全34試合中19試合出場にとどまった(4ゴール)。キャリア通算では、J1リーグで338試合出場68ゴール、国際Aマッチは98試合出場24ゴールを記録している。

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