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名古屋FW川又堅碁、磐田へ完全移籍「勝利に貢献できるゴールを」

2016.11.29

磐田への完全移籍が決まった名古屋FW川又堅碁 [写真]=Getty Images

 名古屋グランパスに所属するFW川又堅碁ジュビロ磐田へ完全移籍で加入することとなった。両クラブが29日に発表した。

 川又は1989年生まれの27歳。愛媛県立小松高校在学中に特別指定選手として愛媛FCでプレーし、卒業後はアルビレックス新潟に加入した。2012年にファジアーノ岡山へ期限付き移籍で加入し、J2リーグで38試合に出場して18ゴールを記録。2013年に新潟へ復帰すると、J1で32試合に出場して23ゴールを挙げ、得点ランク2位に入る活躍を見せてベストイレブンに選出された。


 そして翌2014年には4月に行われた日本代表候補トレーニングキャンプのメンバーに初招集。しかし、ブラジル・ワールドカップによる中断期間後のリーグ戦では5試合連続でベンチから外れ、8月に名古屋への完全移籍が決まった。名古屋加入2年目の昨季は明治安田生命J1リーグで33試合出場9ゴールを記録。昨年3月27日のチュニジア代表戦で代表デビューを果たし、31日のウズベキスタン代表戦では初ゴールを挙げている。そして今季は2016明治安田生命J1リーグで17試合出場5ゴールを記録した。

 移籍にあたり、川又は名古屋に対して以下のようにコメントしている。

名古屋グランパスのファン・サポーター、パートナー関係、そしてチームに携わってくれた全ての皆様、この度、ジュビロ磐田に移籍することになりました。2年半前に名古屋グランパスから声をかけていただき、このクラブでプレーできたことを本当に感謝しています。加入してから2年半、満足いく結果を出すことができず悔しくもあり、皆様には申し訳ない思いでいっぱいです。ただ、名古屋グランパスでプレーしたというかけがえのない経験のおかげで、日本代表にも選出され、人としても選手としても大きく成長できたと思います。今後さらなる成長をすることがこれまで支えてくださった皆様への恩返しになると信じて、努力していきたいと思います。2年半、本当にありがとうございました」

 また、加入する磐田に対しては「初めまして、この度、名古屋グランパスよりジュビロ磐田に移籍することとなりました川又堅碁です。まだまだ未熟者ですが、クラブの歴史、実績ともに素晴らしいジュビロ磐田でプレーできることを光栄に思い、またその名に恥じないよう誰よりもひたむきに、前向きに頑張りたいと思います。また、サッカーの土壌としても日本有数である磐田の皆さんに心から応援していただくためにも、チームの勝利に貢献できるゴールを一つでも多く積み重ねたいと思います。名波監督をはじめ、ジュビロ磐田に関わる皆さんにお会いできることを楽しみにしています。応援よろしくお願いいたします」と、抱負を語っている。

 名古屋は今季の明治安田生命J1リーグで年間勝ち点16位に終わり、クラブ史上初のJ2降格が決定。ボスコ・ジュロヴスキー監督の退任、そして11月29日時点で10選手との契約満了が発表されている。19日には下條佳明氏がチーム統括本部ゼネラルマネジャー(GM)に就任し、21日にはサンフレッチェ広島からFW佐藤寿人の完全移籍加入が決定。来季に向け、メンバーの刷新が行われている。

 磐田は11月29日時点で、FWジェイとFW森島康仁、FW中村祐輝と3名のストライカーが契約満了でクラブを去ることが決まっている。手薄になっていたFW陣に川又を加え、来季に向けた戦力整備を進めている。

スポナビライブ

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