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ユース三冠へあと一冠! FC東京U-18が示した選手層の厚さ、成長への好循環

Jユースカップを制し、磐田まで駆けつけたサポーターと記念撮影するFC東京U-18 [写真]=三浦彩乃

 7年ぶり3回目の日本一をもたらしたのはFC東京U-18の選手層の厚さだった。11月19日に開催された2016 Jユースカップ決勝。サンフレッチェ広島ユースと対戦したFC東京U-18は2-2で突入した延長戦の後半7分にDF荒川滉貴が決めた決勝点によって3-2で勝ち、夏の日本クラブユース選手権(U-18)大会に続く2冠を達成した。

 FC東京はクラブユース選手権決勝から先発3人が入れ替わっていた。DF岡崎慎、MF鈴木喜丈、そしてGK波多野豪といずれも来季トップチームへ昇格するタレントが、翌20日にU-23チームの一員としてJ3に出場するなどの理由で欠場。だが、彼らが不在でもファイナルを勝ち切る強さがFC東京には備わっていた。

 今季は主力の半数がJ3出場のために不在となることもある中で高校年代最高峰のリーグ戦、プレミアリーグEASTで優勝争いを演じている。またBチームが昇格した東京都1部リーグで関東一、駒澤大高など全国レベルの強豪校との激しい戦いを経験。加えて、J3で経験を積んだ選手がその基準をU-18チームの練習に持ち込んでチーム全体で力を押し上げ、引き上げてきている。

 競争は激しさを増し、この日は準決勝2得点のMF小林真鷹や荒川といったJユースカップ決勝進出の立役者が先発を外れたほど。それでもピッチに立った選手たちが責任感あるプレーで「広島さんは日本一球際の強いチームだと思う」(佐藤一樹監督)という相手に0-2から追いつき、逆転勝ちをしてのけた。特に決勝点は途中出場の注目FW久保建英のアシストから同じく途中出場の荒川がゴール。DF蓮川壮大主将は「J3もあって週末のためにいい練習ができていたり、一人ひとりの意識が変わったというのがあるんですけど、きょうも荒川選手が途中から出て決めてくれたし、建英選手も活躍してくれた。良い争いができている」。こちらもDFイヨハ理ヘンリー主将らが不在の広島がなかなかペースアップできない中でFC東京の層の厚さが際立った。
 
 蓮川は「絶対に3冠獲りたい」と宣言。20日にJ3のシーズンが終わり、岡崎や鈴木も合流するプレミアリーグ終盤戦はより厚みと競争を増して目標達成に挑む。

取材・文=吉田太郎

スポナビライブ

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