2016.10.21

【福岡vs甲府プレビュー】福岡はホームで意地を見せられるか ドゥドゥが4試合ぶりのスタメン復帰へ

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■アビスパ福岡 精神面で優位に立てるかどうかが勝負のポイント

 前節の2ndステージ第14節でJ2降格が決まった福岡と、同じく前節で降格圏内の16位に転落した甲府。リーグ戦3試合を残して降格が決まってしまった福岡は、約3週間の中断期間で、どれだけ前向きにトレーニングを積めたかが問われる。残留の可能性を残す甲府の方が、今節にかける意気込みは高いと思われるが、ホーム開催の福岡は、その気迫に押されることなく冷静にゲームを運びたい。

 甲府との対戦を前に、井原正巳監督は「守備ブロックをいかに崩すか」という点をゲームのポイントに挙げた。先発が予想されるFW邦本宜裕は「個人で甲府のブロックを崩すことは簡単ではないが、自分が細かく動いて相手をばらけさせることを意識したい」とイメージを語った。福岡はFWウェリントンを起点にした前線のコンビネーション、セットプレーなどで先制点を奪うことができれば、残留争いの渦中にある甲府に対し、心理面で優位に立つことができるだろう。さらに甲府が前へ人数をかけてくれば、その裏を狙った福岡のカウンターも効果的になるはずだ。お互いに守備意識が高く、我慢比べのような時間が長くなることも予想されるが、少ないチャンスをモノにできるかが勝負の分かれ目だ。

 中原貴之、坂田大輔、為田大貴と攻撃陣に負傷者を抱えていることはマイナス要素になるが、19歳の邦本や下部組織出身で22歳の三島勇太ら、フレッシュな選手が調子を上げていることは、チームにとってプラス材料だ。(新甫條利子)

■ヴァンフォーレ甲府 歓喜を味わった思い出の地で降格圏脱出なるか

 このリーグ戦の中断期間に、負傷離脱していた松橋優、新井涼平、河田晃兵といった選手が、続々と全体練習に復帰。痛みを抱えながらプレーを続けていた稲垣祥あたりも「中断のおかげで良いコンディションで臨める」と話しており、ひとまずチーム力は再整備されたと言えそうだ。

 特に注目すべきはドゥドゥの回復ぶり。当初はこの福岡戦について「ベンチ入りができれば」と言われていたのだが、本人は「痛みも違和感もまったくない」と、先発出場の可能性が出てきたのだ。対外試合はおろか、フルサイズのピッチでの練習もほとんど行っておらず、ぶっつけ本番に近い形ではあるが、離脱後の3試合でチームはPKによる1得点のみと、攻撃力の低下は明らかだっただけに、佐久間悟GM兼監督は「70%のドゥドゥであっても、ほかの100%の選手より、相手に脅威を与えられる」と、体力の続く限りの起用を考えている。

 すでにJ2降格が決まった福岡が、はたして目標を見失っているのか。あるいはプレッシャーから解放されているのか。まるで予測がつかないが、甲府が「0-0」の時間を長くして、敵失を待つか、ワンチャンスをモノにして、勝ち点を拾いにいくことに変わりはない。現在甲府が55失点、福岡が56失点と、リーグ失点数のワースト1位、2位のチーム同士の対戦となるが、2ndステージだけで比べると、甲府の24失点に対して、福岡が31失点と大差がある。付け入る隙はありそうだ。

 レベルファイブスタジアムに乗り込むのは4年ぶり。前回はJ2優勝の歓喜を味わった場所だ。今回は降格圏脱出の安堵をつかみたい。(渡辺功)

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