2016.10.21

【柏vs鳥栖プレビュー】ACL出場圏内の確保を目指す柏 鳥栖は守備に改善の兆しあり

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■柏レイソル 士気の高さは変わらないが、中山雄太不在の守備陣に不安を残す

 8月20日の2ndステージ第9節での名古屋グランパス戦の勝利以降、柏は公式戦8戦負けなし(6勝2分)、リーグ戦でも6戦無敗と好調を維持している。今節の浦和レッズと鹿島アントラーズの結果次第でステージ優勝と年間3位がなくなる可能性があるが、最低でも来季のACL出場権獲得の可能性を残す年間4位を確保するというモチベーションがあり、チームの士気は相変わらず高い。中断期間中も、公式戦がある週と変わらず高い意識を持ってチームが取り組めていたことは朗報である。

 懸念材料は、夏場に抜群の破壊力を見せた攻撃陣が、以前と比べてわずかに迫力を失っている点だ。しかも、中断前の湘南ベルマーレ戦で負傷したディエゴ・オリヴェイラが今節の試合に間に合うかは五分五分といったところ。もしD・オリヴェイラが欠場するならば、大津祐樹か田中順也のいずれかが起用されることになるだろう。ただ、前節の湘南戦では決定機を何度も作れていたとあって、あとは決め切るか否かが問題となる。そこで中断期間には攻撃面のトレーニングを重点的に行い、決定力の向上に努めた。

 一方、4戦でわずか1失点と安定感を誇ってきた守備面も、今節はU-19日本代表で中山雄太が不在。中村航輔、中谷進之介との守備のトライアングル“N3”が揃わなかった試合は、柏が最後に敗れたベガルタ仙台戦以来だ。中山の不在を感じさせないためにも鎌田次郎、増嶋竜也のベテランの奮起に期待がかかる。(鈴木潤)

■サガン鳥栖 粘り強い守備が復活、主力選手の充実ぶりも追い風に

 最近のリーグ戦4試合で9失点を喫し、未勝利の鳥栖。2ndステージ前半の勢いは、残念ながらなくなってしまった。しかし、この中断期間にチームは本来の姿を取り戻すことに努めた。15日にはアビスパ福岡と45分3本の練習試合を行い、トータルスコアは0-2で敗れたものの、主力組が出場した1、2本目の90分は無失点で守り切った。特に2本目は福岡にボールを持たれる時間が長かったが、鳥栖らしい粘り強い守備を見せてゴールを許さなかった。

 守備の状態を取り戻した感はあるが、一方で攻撃は無得点。だが、鳥栖は守備からリズムを作り出すチームであるため、守備が改善されれば自ずと攻撃に良い影響が出る。さほど心配する必要もないだろう。

 林彰洋が日本代表候補GKトレーニングキャンプに参加して多くの刺激を受けたこともプラスに作用している。また、前節の仙台戦で高橋義希が2年ぶりとなるリーグ戦ゴールを挙げたことも明るい材料。アンカーの彼がゴール前に顔を出す機会が増えれば、より攻撃の選択肢が広がることになる。

 福岡との練習試合に出場しなかった金民友、鎌田大地のコンディションや試合勘に不安が残るが、金民友は「残り3試合を全部勝つつもりで準備しています」と力強く話し、不安を一掃した。(荒木英喜)

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