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【FC東京vs浦和プレビュー】FC東京戦の直近5試合は4勝1分 浦和指揮官は選手起用で嬉しい悩み 

2016.09.16

FC東京 浦和零封へ守備の強化を図る、ホームで勝利しルヴァン杯へ弾みをつけたい

 リーグ戦前節は、湘南の選手交代を機に押し込まれた時間帯もあったが、それに対してシステムを「3-4-3」に変更し、反撃をシャットアウトした。相手の出方に応じた柔軟性や、チーム内のオプションは増え、ゲームの中での修正力も高まっている。ただし、ここからは上位との対戦が続き、特に今節は難敵の浦和をホームに迎える。


 そこに向けて、さらなる集中力と緊張感を高める狙いもあり、事前の戦術練習は非公開で行われた。そのため、メンバーは流動的だが、浦和のシステムに呼応し、オプションとして3バックで準備する時間もあった。また、出場停止の田邉草民に代わって先発を務めるのは橋本拳人が濃厚か。ダブルボランチを組むのは、前節チームのリズムを作り、攻撃を司った梶山陽平か、守備面を重視する場合は高橋秀人を起用することになりそうだ。

 攻撃力を誇る浦和に対して、篠田善之監督は「スペースと時間を与えると失点に直結する」と警戒。特に「サイドでプレスをかわされると、一気にサイドチェンジをされてしまう。それに対する守備のスライドや、カバーの意識を徹底したい」と、まずは失点を抑える時間を長くする狙いだ。

 ルヴァン杯準決勝の前哨戦ともなる今節だが、中島翔哉が「浦和だからといって特別に意識することはなく、自信を持って臨みたい。高い位置でボールを奪い、ゴールへの意識を高めて勝利につなげたい」と意気込むように、積極的な戦いで苦手意識を払拭したい。(totoONE編集部)

浦和レッズ 得意な相手を叩けるか、年間勝ち点1位へ確実にものにしたい一戦

 川崎戦、神戸戦で連敗を喫したことで、年間首位川崎との差を詰められなかった浦和だが、神戸とのルヴァン杯2試合で調子を取り戻すと、リーグ戦前節の鳥栖戦でも多くの時間帯で安定した戦いぶりを見せた。

 ルヴァン杯では、日本代表選手の離脱で出場機会を得た控え組の選手たちが奮闘。その勢いが買われて鳥栖戦でもそういった選手たちがスタメン起用されたが、彼らは指揮官の期待に応えるパフォーマンスを見せた。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督は選手起用の悩みで嬉しい悲鳴を上げることだろう。

 逆転で年間勝ち点1位の座に辿り着くために、FC東京戦は絶対に負けられない一戦となるが、過去5戦の戦績を見ると、4勝1分で負けなしと相性は抜群だ。しかも、その5試合のうち4試合で3ゴール以上をマークしている。

 ただ、失点も多いのは気をつけないといけないポイントだ。選手たちも口々に「まずは失点しないこと」と話す。もっとも、苦手意識はないため、守備さえ怠らなければ勝てるという自信も透けて見える。

 気掛かりと言えば、試合前々日の練習で槙野智章が別調整となっていたこと。それが単なるコンディション調整なのか、それとも9月の代表離脱の原因となったハムストリング肉離れの影響が何らかの形で出ているのか、気になるところだ。(totoONE編集部)

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