2016.08.05

女性のJサポーター拡大へ…明治安田生命の『Jリーグ女子倶楽部』が作るサポーター体験

Jリーグ女子倶楽部『MY Bloom2016』に参加した明治安田生命の女性従業員の皆さん。自身が応援するチームのグッズを身にまとって参加した
サッカー総合情報サイト

 3日、明治安田生命が主催するイベント、Jリーグ女子倶楽部『MY Bloom2016』が都内で開催された。

 明治安田生命Jリーグ女子倶楽部は、2015年からJリーグとタイトルパートナー契約を結ぶ明治安田生命の女性従業員が、女性のJリーグファン増加や全社的な盛り上げを企図して設立。以降、本社や全国の支社等の全組織で自主的に活動がスタート。Jリーグ初心者の従業員が参画しやすい応援活動の推進や、Jクラブと提携し女性限定の特典がついたチケット販売を企画するなど、趣向を凝らした試みでJリーグを盛り上げてきた。

 この日、開催されたMY Bloom2016には約300名の女性が参加。日本代表のオフィシャルパートナーを務めるキリンのプレゼンに対し、参加者全員が真剣な眼差しを送っていた。イベントに参加した明治安田生命の女性従業員に話を聞くと、「会社がスポンサーになったから」という理由でスタジアムに足を運ぶ人が多いそうで、「当社の従業員はそれぞれが色々なチームを応援しています。」と、“女性のJサポーター拡大”への試みは、すでに社内に浸透しているようだ。また、社を挙げてJリーグを応援する点については、「町興しに近いです。明治安田生命は支社単位で従業員一人ひとりが地元チームを盛り上げて、J3、J2、J1と昇格していくのを地元の皆さんと一緒になって応援したいと考えています。」

会場には300名を超える女性が詰めかけた

会場には約300名の女性が詰めかけた

 イベント終了後、取材に協力してくれた西村彩さんと間野まりこさんは、これまでJリーグを観戦する機会は少なかったと言う。

 西村さんは、「中学、高校とサッカー部に入っていたので、Jリーグや日本代表の試合を観てプレーの研究をしていました。でも、当時は『観るよりプレーする方が楽しい』と思っていたので、名場面集とかを参考にする程度でした」

 間野さんも、「私も興味があって日本代表の試合を観ていました。ただ、Jリーグをよく観るようになったのは、会社がスポンサーになってからで、それまではスタジアムへ観戦に数回行ったことがあるだけでした」

 そんな2人だが、明治安田生命がJリーグのタイトルパートナーになったことで状況は一変。Jリーグ女子倶楽部での活動をきっかけに、西村さんは鹿児島ユナイテッドFC、間野さんは湘南ベルマーレのサポーターとなった。西村さんは現在、月2回ほどスタジアムで応援するそうで、「この前は、鹿児島の関東サポーターチームに混ぜていただき、福島まで遠征に行ってきました。スプレーで選手へのメッセージを入れた横断幕を作りスタンドに括りつけたり、選手バスを出迎えたりして1日中応援しましたね(笑) 『サポーター目線でJリーグを観るのも面白いな』って思いました」

JJ倶楽部をきっかけに、西村彩さん(左)は鹿児島ユナイテッドFCを、間野まりこさn(右)は湘南ベルマーレのサポーターに

Jリーグ女子倶楽部をきっかけに、西村彩さん(左)は鹿児島ユナイテッドFCを、間野まりこさん(右)は湘南ベルマーレのサポーターになった

 間野さんは、Jリーグのスタジアム観戦をしたことがない女性に対し「『まずはスタジアムに行こう!』と伝えたい(笑)」と語った。特に熱狂的なサポーターたちの中で応援することは格別だそうで、「初めてゴール裏で応援したときには楽しさが全く違うことに気付きました。サポーター席で必死にどちらかのチームを応援するのは、すごく楽しいです。Jリーグにあまり興味がない人にも、ぜひ体験してほしいですね」

 西村さんは所属の従業員や学生時代の友人を誘う機会が増えているそうで、「同じ部署の人を連れていくと、『楽しかった』という声がとても多いですね。行く前は『西村さんが頑張って応援しているから一緒に行ってあげるよ』みたいに言われるんですけど(笑)観戦後は『楽しかった』、『行って良かった』っていう声を沢山聞きます。スタジアムは遠方にあることが多いので、そこまで行くきっかけを作るのが難しいですけど、一回行ってみると継続してサポーターになってくれる人も増えると思います。自分がゴール裏のサポーターに混ざって大きな声で跳びながら応援して、やっとゴールが決まったときのうれしさやシュートが外れた時の悔しさなどを選手と一緒に感じることができる。私はそれを初めて体験したときに世界が変わりました」

 Jリーグに興味がない、またはテレビ観戦ばかりの方は、一度スタジアムに足を運んでみてはいかがだろうか。

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