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中村不在の川崎、小林の劇的逆転弾で首位キープ…新潟は悪夢の3連敗

2016.07.13

後半ATに劇的な逆転ゴールを決めた小林悠(中央) ©J.LEAGUE PHOTOS

 2016明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第3節が13日に行われ、川崎フロンターレアルビレックス新潟が対戦した。

 前節、川崎はアウェーで名古屋グランパスと対戦し、3-0と快勝を収めた。ファーストステージは惜しくも2位に終わったが、セカンドステージは開幕2連勝。リーグ戦連勝も3に伸ばし、年間順位、セカンドステージともに首位に立っている。一方、新潟は前節の湘南ベルマーレ戦を0-1で落とし、連敗を喫してしまった。今節は敵地でなんとか勝ち点をもぎ取りたいところだ。


 川崎は主将のMF中村憲剛が名古屋戦で負傷。19歳のMF三好康児がスタメン入りした。一方、新潟は前節の先発メンバーから4名を変更。DF松原健、DF前野貴徳、MF野津田岳人、MF成岡翔がスターティングメンバーに名を連ねた。

 試合は序盤から川崎が押し気味に進めたものの、先にスコアを動かしたのは新潟だった。35分、右サイドでパスを受けた松原がダイレクトでグラウンダーのクロスを入れると、ファーサイドでボールを受けた山崎亮平が後方へ落とす。エリア手前でこれを受けた野津田が左足でミドルシュートを放つ。相手DFの間を抜けたボールが左ポストに当ってゴールネットを揺らした。約2カ月ぶりに先発出場した野津田にとっては、新潟移籍後初ゴールとなった。

 リードを許した川崎もすぐさま反撃に出る。38分、左サイドでパスを受けた車屋紳太郎がエリア内左へ進入して中央へパスを送ると、エリア手前左でパスを受けた大島僚太がワントラップから右足ミドルシュートを狙った。強烈なシュートがゴール右上隅に決まり、川崎が同点に追いついた。前半はこのまま1-1でハーフタイムを迎える。

 新潟は後半から指宿洋史に替え、ラファエル・シルバを投入した。一方、川崎は55分に大塚翔平を下げて武岡優斗を、63分には三好を下げて橋本晃司を投入した。

 65分、大島のパスが主審の榎本一慶さんに当たると、一気に新潟のチャンスとなる。レオ・シルバがラファエル・シルバに預けて前線へ駆け上がると、エリア内右で再びパスを受ける。レオ・シルバが体勢を崩しながらも右足でゴール左下に流し込み、新潟が勝ち越しに成功した。

 再び追いかける展開となった川崎は79分にエウシーニョを下げて田坂祐介を投入。まずは同点ゴールを目指す。川崎にとって待望のゴールが決まったのは83分。左CKを獲得すると、キッカーの橋本はショートコーナーを選択。一度、大島に預けてリターンを受けると、エリア内左に進入してクロスを入れる。ゴール前の小林悠が体で触れると、最後は新潟DFがクリアしきれずにオウンゴール。2-2の同点となった。

 89分、中盤でボールをもった大久保嘉人がドリブル突破からミドルシュートを放ったが、ボールは惜しくもゴール左へ外れてしまった。このまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイム4分、川崎は左サイドの車屋がグラウンダーのクロスを入れる。中央のエドゥアルド・ネットが触ると、こぼれ球を小林悠がヒールで押し込んだ。小林はオフサイドポジションにいたように思われたが、主審は得点を認めて川崎が逆転に成功。このまま試合終了のホイッスルを迎え、川崎がリーグ戦4連勝を飾って首位をキープした。一方、新潟は3連敗となってしまった。

 次節、川崎は敵地でジュビロ磐田と、新潟はホームでベガルタ仙台と対戦する。

【試合結果】
川崎フロンターレ 3-2 アルビレックス新潟

【得点者】
0-1 35分 野津田岳人(新潟)
1-1 38分 大島僚太(川崎)
1-2 65分 レオ・シルバ(新潟)
2-2 83分 オウンゴール(川崎)
3-2 90+4分 小林悠(川崎)

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