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【予想スタメン】好成績を収める大宮、苦手のホームに名古屋を迎える…エース家長は欠場か

2016.07.01

家長の代役として期待される大宮FWネイツ・ペチュニク(右) [写真]=Getty Images

2016明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第1節
7月2日 19:00 大宮アルディージャ vs 名古屋グランパス(@NACK5スタジアム大宮)

大宮アルディージャ 1stステージを5位で終了、ホームでのリーグ戦は1勝のみ

 大宮は今季のJ1を昇格クラブとして戦っている。2ステージ制に戻った昨季1stステージの昇格組の結果は、湘南ベルマーレが10位、松本山雅FCが15位、モンティデオ山形が16位。この成績と比較しても、1stステージを5位という好成績で終えることができたのは、評価されるべきだろう。


 とはいえ、1stステージの終盤4試合は未勝利。勢いのある状態で2ndステージを迎えられるかと言うと、疑問符がつく状態だ。加えて、左サイドバックのレギュラーである和田拓也が練習中に負傷。攻撃の柱である家長昭博もコンディションに不安を抱えている状態だ。その一方で、1stステージの最終節で出場停止だった横谷繁が戻り、長期離脱をしていたムルジャも練習に合流しているのは、明るい材料といえる。

 2ndステージ開幕戦の対戦相手は、リーグ戦とルヴァン杯で今季2度対戦し、1勝1分の名古屋であり、自信を持って試合に臨めるはずだ。今季リーグ戦では3得点以上を挙げた試合がないだけに、直近の4試合で6失点を喫している守備陣が踏ん張ることができなければ苦戦は免れない。この試合では対人守備を売りとする和田が不在となる左サイドで、どれだけ主導権を握れるかがポイントになりそうだ。

 結局、1stステージは第2節の柏レイソル戦以降、ホームゲームで白星を挙げることができなかった。動員数も増えてきているホームでの勝利は、さらに飛躍するためには必須である。(totoONE編集部)

■大宮予想スタメン
4-4-2
GK
加藤順大
DF
奥井諒
菊地光将
河本裕之
大屋翼
MF
横谷繁
岩上祐三
金澤慎
泉澤仁
FW
江坂任
ネイツ・ペチュニク

名古屋グランパス 前節は川又と矢田が躍動するもドロー、大宮には今季2敗

 わずか1週間前に行われたJ1・1st第17節のガンバ大阪戦は3-3と大味な結果となったものの、攻守に見るべきものはあった。ワントップの川又堅碁、トップ下の矢田旭がそれぞれの持ち場で奮闘し、守備で押し込まれるチームに反撃のエネルギーを供給。田口泰士が負傷欠場中のボランチの位置でも、磯村亮太が攻守に躍動しその穴を埋めて余りある働きを見せた。

 チームには今週、DF酒井隆介とボランチもこなす攻撃的MFのハ・デソンが合流。彼らを含めたポジション争いの激化に向けても、前述の3名をはじめ、選手たちには危機感と気迫がみなぎってきている。シモビッチは今週も別メニューを交えての調整が続いており出場の可否は不明だが、市立吹田サッカースタジアムで2得点を挙げたストライカーを外してまで強行出場させることはないだろう。アグレッシブな守備と速さを生かしたシンプルな攻撃に、適度なポゼッションを織り交ぜる前週のスタイルを継続するならば、むしろメンバー構成は変えない方が適任者はそろっているとも言える。

 3失点を喫した守備では、セットプレーの守り方を見直す必要があるが、セットディフェンスとしてはまずまず機能しておりこちらも悪くはない。G大阪戦では小川佳純が本職のポジションでのびのびとプレーし、チームにインテリジェンスをもたらすなど新たなオプションも生まれてきた。

 大宮は今季すでにカップ戦とリーグ戦で2敗しており、やや苦手としているが、まずは残留へ向けた勝ち点の確保が重要課題となっている名古屋にとって、得意苦手と言っている場合ではない。勝利を追求する姿勢を1stステージより強め、まずはそのステップとなる2カ月ぶりの勝利を手にしたいところだ。(今井雄一朗)

■名古屋予想スタメン
4-5-1
GK
楢崎正剛
DF
矢野貴章
大武峻
竹内彬
安田理大
MF
イ・スンヒ
磯村亮太
小川佳純
矢田旭
永井謙佑
FW
川又堅碁

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