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オランダ移籍濃厚の磐田MF小林祐希が東村山市を表敬訪問「2年後にビッグクラブへ行くイメージはある」

2016.06.20

小林祐希が地元の東京都東村山市役所を訪問。思い出深い土地で自らの原点を振り返り、自身の未来像について言及した

 オランダ・エールディヴィジのヘーレンフェーン移籍が濃厚となったジュビロ磐田MF小林祐希が20日、自身の出身地である東京都東村山市役所を訪れ、渡部尚市長を表敬訪問。幼少期から育った思い出深い土地で自らの原点を振り返り、注目を集める自身の未来像について言及した。

「10何年も過ごした街。久しぶりに帰ってくることができてうれしい。“家”に帰ってきたような感覚」と東村山市を訪れた感想を口にした小林。今月上旬のキリンカップサッカー2016で日本代表デビューを飾った際も含め、兼ねてから古巣の東京ヴェルディへの感謝を口にしてきたが、今回も幼い頃から慣れ親しんだ場所で自分にとって大事なことを再確認したようだ。


「東村山は家族みんなで暮らして、楽しさや苦しさなど、いろいろな思い出が詰まった街。幼稚園で始めたサッカーに、いつの間にか没頭していた。当時は本当にサッカー中心の生活だったし、自分はサッカーをするために生まれてきたんだと思う。先のことを考えてプレーするとうまくいかないのは今も昔も同じ。目の前のことに没頭して集中することで(物ごとは)うまく運ぶという考え方は、大人になってもそれは変わらないです。子供の頃からそれを続けてきたからこそ今があるので、これからもその気持ちを大事にしていきたい」

 表敬訪問後に自らの取り組み方について回顧した小林は、東村山市の子供たちに「周りに何を言われても、自分が好きなことを精いっぱい諦めずに続けてほしい。東村山から僕に続く選手が出てくるのを期待しています」とメッセージを送り、渡部市長には「僕がサッカースクールをやるときには東村山市に協力してもらえたら」と依頼していた。

 そして話題を集めている自身の去就にも話が広がった。

「今は何も話せないですが」と前置きしながら、「海外移籍を注目されているという記事が出るのはうれしい。成功か失敗かを問わず、一度は海外へ行かなければと思っています」と海外挑戦への思いの丈を口にした。

 さらに自身の未来については「異国の地で2年後にビッグクラブ、メガクラブへ行くイメージはあります。それが今、一番の目標。あまり言うと“ビッグマウス”と言われますが、それが最低ラインの目標だと強気で言っておきます」という“小林節”も飛び出した。

 にわかに現実味を帯びてきた小林の海外移籍。ヨーロッパのトップクラスでプレーする選手に対しても「肩を並べてプレーしなければいけない。参考にする選手はいるけれど、目標ではない。ペレやマラドーナには憧れるけど、海外の現役選手には憧れない」と意識の高さも見せている。

 まだ日本代表デビューを果たしたばかりだが、中盤にひしめく海外組のライバルにも、ヨーロッパの第一線でプレーする海外の選手たちにも引けを取るつもりはない。以前から常々話してきたように、世界の舞台で活躍することが彼の目標でもある。そのために目の前にあるハードルを一歩一歩クリアしていく。それが大きな結果を得るための成長の道であることを信じている。

 思い出の東村山市で「2018年のワールドカップで『アイツがいて良かった』と言われるように頑張ります」と話した小林祐希。その目は世界で戦う自分自身の姿をしっかりと見据えている。

By サッカーキング編集部

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