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【予想スタメン】“守”の横浜FMと“攻”の川崎…好調同士のダービーマッチは激戦必至

2016.06.10

横浜FMの堅守を支えるDF中澤(左)、ここまで9得点を記録する川崎FW大久保(右) [写真]=Getty Images

横浜F・マリノス 直近の公式戦は5戦4勝と勢い十分、得意のセットプレーから得点を狙う

 リーグ戦第14節は柏レイソルを3-0で下し、リーグ戦2試合連続完封勝利を収めた。日産スタジアムではそれまで未勝利と苦しんだが、嬉しい今季初白星。直前5日のナビスコ杯第7節でもベガルタ仙台を2-0で破って2年ぶりのノックアウトステージ進出を決め、公式戦ここ5試合で4勝と、一時期の不調は脱したと言って良さそうだ。


 今節の相手は1stステージ優勝争いをしている川崎。首位チームで強敵ということだけでなく、“神奈川ダービー”とあって、選手たちも気合いが入った様子で調整を続けている。結果が出ていることで、仙台戦の先発メンバーを継続するだろう。川崎とは3月のナビスコ杯第1節で対戦して0-0だった。ボールを持たれる時間は長くなる可能性もあるが、今はしっかり守備陣が抑えることができ、齋藤学や遠藤渓太といったスピードある左右のMFが、鋭いカウンター攻撃でゴールを狙う。

 また、柏戦では中村俊輔のCKが起点となって3得点を挙げるなど、得意のセットプレーが絶好調なことも頼もしい。左サイドバックは負傷した下平匠の代役として大卒ルーキー新井一耀が入ることで、高さも増した。U-23日本代表の富樫敬真や喜田拓也、前田直輝といった若手たちによる定位置争いが激しいことも好材料。この一戦でJ1通算300試合出場を達成する栗原勇蔵は「最後の1分まで集中して守りたい」と意気込んでいる。(totoONE編集部)

■横浜FM予想スタメン
4-5-1
GK
榎本哲也
DF
小林祐三
栗原勇蔵
中澤佑二
新井一耀
MF
パク・ジョンス
中町公祐
遠藤渓太
中村俊輔
齋藤学
FW
伊藤翔

川崎フロンターレ 代表勢戻りベストメンバーでダービーマッチに挑む、一戦必勝で首位キープへ

 ナビスコ杯第7節の試合がなかったことで、チームにとっては2週間ぶりの公式戦となる。今週半ばには、日本代表の小林悠と大島僚太、そして韓国代表のチョン・ソンリョンも合流。彼らのコンディションは懸念材料だが、現状のベストメンバーがピッチに立つ一戦となる。

 両チームのスタイルを考えれば、攻める川崎と守る横浜FMという構図になると見て間違いないだろう。「こっちは攻めるので、向こうがこっちに合わせると思う。かき回したいね」と大久保嘉人は自信をのぞかせる。

 攻撃陣が根気強く攻め続けるとなれば、守備陣に求められるのは、カウンターやセットプレーでの失点でリズムを崩さない“我慢”である。ただ、その点に関しては、「相手に守られても、焦れずにやる戦い方はできている」と谷口彰悟。現在2試合連続完封中で、リーグ戦14試合を終えて今季の総失点は、横浜FMの「15」よりも少ない「13」だ。1試合平均の失点も「1」を割っている状態であり、去年までとは違う川崎守備陣を見せたいところである。

 1stステージも佳境となり、今節は2位浦和と3位鹿島による直接対決があるが、選手たちの口から出てくるのは「目の前の1試合だけ」という言葉だ。「(リーグ戦は)まだ20試合ある」と風間八宏監督が言えば、登里享平も「浦和(レッズ)が2試合少ない状態ですし、シーズンは続くので」と、必要以上のプレッシャーを感じる雰囲気も感じられない。先を見据えず、この“神奈川ダービー”に集中する。(いしかわごう)

■川崎予想スタメン
4-5-1
GK
チョン・ソンリョン
DF
エウシーニョ
谷口彰悟
エドゥアルド
車屋紳太郎
MF
大島僚太
エドゥアルド・ネット
小林悠
中村憲剛
登里享平
FW
大久保嘉人

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