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【予想スタメン】記録達成まであと1勝…守護神復帰の磐田、本拠地ヤマハに甲府を迎える

2016.05.20

GKカミンスキーが復帰した磐田がホーム200勝目を狙う [写真]=Getty Images

ジュビロ磐田 守護神復帰も連戦の疲労蓄積は否めない、総力戦でホーム200勝目をつかみにいく

 J1残留を第一目標に掲げる磐田にとって、引き分けすら許されない重要な一戦だ。5月に入って、公式戦4試合で1分3敗。悪い流れを断ち切るためにも、残留を争うライバルからは是が非でも勝ち点3を奪いたい。


 甲府とは今季、開幕前の練習試合と4月6日のナビスコ杯で対戦し、勝利を収めている。いずれも内容で圧倒し、選手たちの印象は良い。早い段階で先取点を奪い、試合を優位に進めたい。注目は2試合連続得点中の小林祐希。攻撃の起点として急成長している司令塔の好調ぶりは大きい。甲府の堅守攻略には欠かせない存在となりそうだ。

 4日のヴィッセル神戸戦、13日のガンバ大阪戦は、試合運びに課題が残った。2試合とも先取点を奪いながら逆転負け。4月末から4バックとの併用を始めた3バックが機能し始める中、結果が伴わないフラストレーションを払拭できるかが問われそうだ。18日のナビスコ杯第5節大宮アルディージャ戦は、中2日で迎える甲府戦を考慮して大幅にメンバーを入れ替えた。主力の温存を図ったが、故障者などが重なり、守備の要を担う大井健太郎が先発せざるを得なかった。太田吉彰やアダイウトンも途中出場し、疲労の蓄積が心配される。桜内渚も体調不良で欠場が決定的。股関節を痛めてG大阪戦を欠場したGKカミンスキーの復活は頼もしいが、選手層の薄さは気掛かりだ。

 今節は、ホームタウン磐田市の小学5、6年生約3200人がスタジアムを訪れる予定だ。毎年恒例の事業で、昨季は13戦不敗だったツエーゲン金沢を撃破した。子どもたちの大きな声援を受け、ホーム200勝目の喜びをともに分かち合えるか。(totoONE編集部)

■磐田予想スタメン
3-6-1
GK
カミンスキー
DF
小川大貴
大井健太郎
森下俊
MF
太田吉彰
山本康裕
宮崎智彦
中村太亮
小林祐希
松井大輔
FW
アダイウトン

ヴァンフォーレ甲府 故障者続出のボランチは誰が担うか、相手の隙を突きゴールを目指す

 新井涼平に続いて、黒木聖仁、保坂一成と、ボランチの選手にけがが相次ぐ中、追い打ちをかけるように水曜日に行われたナビスコ杯第5節のヴィッセル神戸戦で、稲垣祥が右足首を痛め、けが明けのビリー・セレスキーは体調不良を訴えて途中交代。この試合では、ウイングバックの橋爪勇樹と、センターバックの畑尾大翔をボランチで起用したものの、中2日の過密日程の中、誰がチームの心臓部を担うのか。本番直前まで決まらない状態にある。

 そんな中、複数失点が続いている甲府ではあるが、得点は近年にないほど記録している。9位磐田と13位甲府とは、勝ち点「4」差だが、両チームの総得点は同じ「15」。失点は甲府の「19」に対し、磐田が「20」と、得失点差は均衡している。また、甲府は公式戦ここ8試合で勝利がない(6分2敗)が、磐田も4試合勝利から遠ざかっており(1分3敗)、チーム状態もお互い様と言えそうだ。

 磐田とはリーグ開幕直前に非公開で行われた練習試合、4月のナビスコ杯と今季すでに2度戦い、2連敗を喫している。それでも佐久間悟GM兼監督は「練習試合の時は1対9くらい大差のある内容の試合だった。だけど、ナビスコ杯では磐田のプレスを回避するようなボールの動かし方ができて、4対6くらいに改善できた」と振り返り、磐田の守備に関しても「アバウトなところが見受けられる」と分析する。

 リーグ戦第12節で磐田と対戦したG大阪の遠藤保仁が、パトリックのヘディングに反応し、裏へ抜け出してゴールを決めたようなシーンを、熊谷駿(あるいは、チュカ)と稲垣らで再現できれば、勝機は十分にあるはずだ。(渡辺功)

■甲府予想スタメン
5-4-1
GK
河田晃兵
DF
松橋優
土屋征夫
山本英臣
畑尾大翔
田中佑昌
MF
橋爪勇樹
稲垣祥
河本明人
クリスティアーノ
FW
熊谷駿

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