会見に出席したホークスの長谷川(左)と鳥栖の林(右)。青を基調としたユニフォームを着て戦う
サガン鳥栖は10日、昨年に引き続き福岡ソフトバンクホークスと「鷹の祭典2016コラボ企画」を実施することを発表した。会見には両チームを代表してGK林彰洋(鳥栖)と長谷川勇也(ホークス)が出席し、エール交換を行った。
両チームのコラボ企画は今年で3年目を迎える。長谷川が「サガン鳥栖と強力なタッグを組んで、福岡・佐賀をしっかりと盛り上げていきたい」と語ると、林も「種目は違えど、九州を盛り上げるための大きな企画。この企画に参加できることをすごく誇りに思う」と話した。
同日に開催されるホークス対千葉ロッテマリーンズの試合で、林は始球式を務める。一昨年はFW豊田陽平が、昨年はMF藤田直之(現ヴィッセル神戸)が始球式を実施。林は「豊田選手がワンバウンドで投球したのを覚えています。藤田選手は速球を投げていた」と振り返り、「三度目なので、素晴らしいボールを投げられるようにいい準備をしたいです。サガン鳥栖の代表として、ヤフオクドームでいい活躍ができればいいかな」と意気込みを示した。

10日のロッテ戦で始球式を行う林(右)にアドバイスを送る長谷川(左)
やる気満々の林に対して、長谷川は「普段使っているボールよりも小さいので、握った感じが物足りないと思うんですけど(笑)。(GKが横から投げるように)サイドスローでもいいと思うので、普段通りやってください」と冗談を交えながらアドバイス。林は「全力投球したい」と笑顔を浮かべた。
鳥栖は現在リーグ戦16位と苦しい状況が続いている。「ホークスの勢いにあやかりたい。なかなか結果が出ていないうちのチームが、常勝軍団のホークスにどれだけ近づいていけるかが、今後の肝になる」。林は、パ・リーグで首位を走るホークスの勢いを鳥栖にももたらしたいと力を込めた。

マスコットのハリーとウィントスも登場した
8月13日の川崎フロンターレ戦で「鷹の祭典」と同じチャンピオンブルー2016のユニフォームが来場者に配布され、選手も青いユニフォームで試合を戦う。