2016.04.30

今季初勝利に安堵の福岡MF末吉、試合終了間際のPK献上は「終わったと思った」

末吉隼也
正確なキックで決勝点をアシストした末吉。中盤で攻守のバランスを取りながらプレーした [写真]=兼子愼一郎
サッカーキング編集部

 またしても初勝利はお預けか――。ハンドを取られた瞬間、MF末吉隼也は「もう終わったと思った」。

 勝利は目前に迫っていた。アビスパ福岡は、29日に行われた明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第9節でFC東京と対戦。1点リードで迎えた後半アディショナルタイム、相手のクロスボールを防ぎに行った末吉の右手にボールが当たり、PKを与えてしまう。

「(GKイ)ボムヨンが止めてくれると信じていた。セカンドボールを拾って、試合を終わらせようという気持ちでいました」

 末吉はこぼれ球を拾うことだけに集中した。すると、DF森重真人が蹴り込んだシュートはクロスバーを直撃。ボールを搔き出すと同時に試合終了を告げるホイッスルが鳴り響き、福岡は約4年5カ月ぶりのJ1勝利を掴んだ。選手たちは一同にガッツポーズで喜び、固唾をのんで見守っていた客席のサポーターも歓喜の声を上げた。試合後は「これもサッカー。盛り上がりましたね」と冗談交じりに語る末吉だったが、右手を見つめながら「(ボールが当たった)感触がめっちゃ残っています」と苦笑いを浮かべた。

 末吉は51分、絶妙なクロスボールでFWウェリントンの決勝ゴールをアシストしていた。「GKが前に出られないようなボールを上げれば、ウェリントンが競り勝ってくれると思っていました。速くなくてもいいので、少し高めのボールを意識して蹴りました。うまく合わせてくれて良かった」。森重との空中戦を制したウェリントンは、ヘディングシュートで相手ゴールを揺らした。

 5季ぶりにJ1昇格を果たした福岡にとって、待望のリーグ戦初勝利。末吉は「長かった」とようやく手にした白星に安堵しつつ、「自分たちはJ2で3番目に上がってきたチームなので、厳しい戦いになることは予想していました」と語る。「これだけハードワークしないと勝ち点を取れないのがJ1だし、これがベースになるようにしないといけない。みんなが体を張って戦うことで勝ち点3が取れるチームだと改めて自覚する意味でも、いい試合になりました」。4日に大宮アルディージャ戦、8日にはベガルタ仙台戦と試合が続く福岡が、この劇的勝利をきっかけに巻き返しを図る。

取材・文=高尾太恵子

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