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広島が好調ウタカの2発で上位対決制し2連勝…横浜FMは7戦ぶり黒星

2016.04.24

2016明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第8節で横浜FMと広島が対戦した

 2016明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第8節が24日に行われ、横浜F・マリノスサンフレッチェ広島が対戦した。

 ホームの横浜FMは開幕戦こそ落としたものの、それ以降6試合無敗。好調をキープし4位につけている。対して広島は、第6節で鹿島アントラーズに1-4の大敗を喫したものの、前節アルビレックス新潟戦で1-0の完封勝利を収めて、5位につける。今節はトップ3浮上を目指す4位・5位の直接対決となった。


 横浜FMは中村俊輔、マルティノスらをはじめ、前節ゴールを決めた中澤佑二、カイケがスタメン入り。同じく前節得点した齋藤学も先発メンバーに名を連ね、J1通算150試合出場を達成した。一方の広島は、負傷離脱している佐々木翔や浅野拓磨に加え、キャプテンの青山敏弘が体調不良で欠場。代わりに宮原和也が前節先発復帰した森﨑和幸とボランチを組む。エースの佐藤寿人もベンチスタートで、ピーター・ウタカが1トップに入り、ゲームキャプテンは水本裕貴が務める。

 試合は開始15分に動く。カウンターを仕掛けた広島は、左サイドを駆け上がった柏好文が中央へ横パスを送るが、DFに当たりボールはペナルティエリア内へ。これにGK飯倉大樹が反応するが、痛恨のキャッチミス。こぼれ球を走り込んでいたウタカが押し込み、先制点を奪った。

 反撃したい横浜FMは32分、中村のサイドチェンジを受けた小林祐三が柏をかわしてクロスを供給。中央に走り込んだ中町公祐が強烈なヘディングシュートを放つが、クロスバー上に外れた。前半はこのまま広島の1点リードで折り返す。

 横浜FMはマルティノスを下げて遠藤渓太を投入し、後半を迎えた。すると横浜FMが最初の決定機を迎える。50分、中村が左サイドからクロスを入れると、ファーサイドで受けた齋藤がフリーで右足を振り抜くが、シュートはGK林卓人の好セーブに阻まれた。

 対して広島は53分、右サイドのミキッチがマイナスの折り返し。中央のウタカがダイレクトで右足シュートを放つが、ゴール前の中澤にブロックされた。広島は63分、宮原を下げて丸谷拓也を投入。横浜FMは64分、カイケがエリア手前左で右足を振り抜くが、シュートは枠の右に外れる。直後、カイケを下げて富樫敬真をピッチに送り出した。

 すると横浜MFは68分に試合を振り出しに戻す。広島DF千葉和彦のハンドからPKを獲得。キッカーを務めた中村が、ワンステップでゴール右隅に沈めて同点とした。しかし72分、塩谷司のロングフィードからミキッチがエリア内右へ突破。深い位置からマイナスの折り返しを入れると、中央でフリーのウタカが右足で流し込みゴール。ウタカの今季7ゴール目で広島がすぐさま勝ち越しに成功した。

 76分、広島は足をつった茶島雄介を下げて宮吉拓実をピッチに送り出す。横浜FMは83分、下平匠に代えて伊藤翔を投入し、同点ゴールを狙う。広島も84分にミキッチを下げて清水航平を入れて、交代枠を使い切った。

 最後までゴールを狙った横浜FMだったが、このままスコアは動かずタイムアップ。広島が2-1で競り勝ち、2連勝を収めた。敗れた横浜FMは開幕戦以来、7試合ぶりの黒星となった。

 横浜FMは次節、30日にホームで湘南ベルマーレと対戦。広島は29日にジュビロ磐田とのアウェーゲームに臨む。

【スコア】
横浜F・マリノス 1-2 サンフレッチェ広島

【得点者】
0-1 15分 ピーター・ウタカ(広島)
1-1 70分 中村俊輔(PK)(横浜FM)
1-2 72分 ピーター・ウタカ(広島)

By サッカーキング編集部

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