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【予想スタメン】駒野復帰のFC東京、城福監督が3年間率いた甲府相手に白星なるか

2016.04.22

ACL第5節で先発フル出場したDF駒野友一 [写真]=Getty Images

ヴァンフォーレ甲府 公式戦3戦負けなしと好調も、攻撃陣に負傷者続出

 リーグ戦6節の湘南ベルマーレ戦から公式戦3戦負けなしと、結果は出ているのだが、ここに来て負傷者が続出。水曜日のナビスコ杯の名古屋グランパス戦ではニウソンが右太もも裏を肉離れ。戦線離脱が避けられない。また第7節で貴重な同点弾を決めたFWチュカが、右膝に腫れが出たため、今週前半の練習を回避。今節の出場が微妙な状態だ。仮に欠場となった時には、クリスティアーノを最前線に上げるのか。吉野峻光、河本明人あたりを1トップに据えるのか。攻撃陣の編成には、熟慮が求められる。


 大宮アルディージャの渋谷洋樹監督、名古屋の小倉隆史GM兼監督に続いて、今節は城福浩監督と、奇しくも“縁ある”指揮官との3連戦となった。今年1月、FC東京の新体制発表会において、城福監督は「何物にも代え難い経験をさせてもらった甲府での3年間を、僕は無駄にしたくない。甲府の人たちにも『だから(城福は甲府を)辞めたんだ』と思ってもらえるような成果を残したい。本当に良い経験になったのか。自分が成長したのかは、結果でしか表せない」と話していた。

 だが、現在両チームの勝点差はわずか「1」。得点と失点もほぼ互角。ここで甲府が勝てば、順位でFC東京の上に行く。過去ホームでのリーグ戦は2分4敗と、対戦成績は良くないが、FC東京は公式戦3連敗中。チーム状態は対照的で、“恩返し”には格好の状況が整っている。また、阿部拓馬と甲府守備陣、こちらの再会にも注目したい。(渡辺功)

■甲府予想スタメン
5-4-1
GK
河田晃兵
DF
松橋優
新井涼平
山本英臣
津田琢磨
田中佑昌
MF
ビリー・セレスキー
保坂一成
稲垣祥
クリスティアーノ
FW
チュカ

FC東京 2試合で7失点と守備に不安、駒野の復帰は明るい話題

 リーグ戦第7節は、首位川崎フロンターレを相手に先手をとって勝ち越しながらも、後半にリズムが崩れ、失点を重ねた。続くACL全北現代戦では、相手対策がはまらず力負けを喫し、公式戦3連敗。連戦の疲労感を拭い去ることができず、チーム全体に重さが感じられ、自信も失っている状態だ。

 精神的な切り替えと、フィジカルコンディションの調整も必要となる今節だが、第7節からゲーム中のアクシデントが続き、河野広貴、小川諒也、羽生直剛が負傷。その状態が心配される。一方で駒野友一が、けがから復帰し、全北現代戦で初先発フル出場を果たした。まだ試合勘や連動性という点で、本来の力を発揮できない場面もあったが、サイドバックのポジションは手薄だっただけに、チームにとってポジティブな要素といえるだろう。

 直近の2試合で計7失点。まずは相手のカウンターに対するリスク管理を徹底しながら、堅守を取り戻すことが求められるが、一度流れを失うと、立て直せない状態が続いている。キャプテンの森重真人を中心に、展開を見極めながら、自分たちでゲームコントロールできるかどうかが、勝利のカギとなるだろう。

 今節はどのような内容であっても勝ち点3につなげ、浮上のきっかけをつかみたい一戦だが、ACLグループステージは未登録のムリキ、川崎戦で今季リーグ初ゴールをマークしたネイサン・バーンズや、橋本拳人ら、フレッシュな選手が勢いをもたらしてくれることに期待をかけたい。(totoONE編集部)

FC東京予想スタメン
4-4-2
GK
秋元陽太
DF
徳永悠平
森重真人
丸山祐市
駒野友一
MF
田邉草民
ハ・デソン
米本拓司
阿部拓馬
FW
ネイサン・バーンズ
前田遼一


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