2016.04.17

新天地・川崎でJ1初先発のMF原川力「もっともっと違いを見せないと」

原川力
プロ5年目にしてJ1の舞台で初先発を飾った原川(左)[写真]=Getty Images
サッカーキング編集部

 MF原川力にとって、待望のJ1初先発は「まだまだ下手くそやなって思える試合」だった。今季、京都サンガF.C.から完全移籍で川崎に加入した原川は、10日に行われた明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第6節・サガン鳥栖戦でJ1デビューを飾ると、16日の第7節・FC東京戦で初先発に名を連ねた。

 原川はボランチを組んだMF中村憲剛とのバランスを取りながら、タイミングを見て前線にフィードを送り込む。積極的に攻撃のリズムを作り出そうとしたが、「もっとその回数を増やしたいですし、まだまだ足りない。自分のイメージとのギャップを早く埋めていきたい」と反省点を口にする。それでも「足りないところ、やらないといけないことが明確になった」と表情は明るい。「まだまだやな、と思えたことが一番の手応え」と原川は前向きな姿勢を示した。

 11日から13日に静岡県内で行われたU-23日本代表候補合宿に参加した際、「まずは川崎でアピールして、出場時間を延ばすこと。それに尽きる」と話していた。リオデジャネイロ・オリンピックに出場するためには、激しいポジション争いを勝ち抜く必要がある。だからこそ、J1デビューを飾った鳥栖戦も、初先発を掴んだFC東京戦も、原川にとっては「やっとスタートラインに立てた」だけに過ぎない。

「サッカー選手はこうやって試合に出て、足りないところを見つけて、また取り組んでの繰り返し。それができるようになったという意味では充実しています」

 もちろん、川崎には中村やMF大島僚太といった不動のボランチがいることを分かっていた。「その上で、(川崎に)来た。ある程度は時間がかかるかなって。そんなにうまくトントンいくとも思っていなかった」。自分を高めるために強い覚悟を持って加入したチームにおいて、ベテラン中村の隣で学ぶことは多い。

「やっぱり頭の(回転の)速さ。今の僕は意識してやらないといけないレベルですけど、憲剛さんや僚太くんはそれが習慣化している。何も考えずにできるようなレベルに、僕も早く持っていかないといけない。ある程度、時間がかかるところだと思うので、毎日そういう部分を意識して、考えながら試行錯誤していきたい」

 目の前の課題を一つひとつクリアしていくことが成長を加速させる。「もっともっとボールを触らないといけないし、もっともっと違いを見せないといけない」と原川は貪欲に語った。

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