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JFAが広島の見解を後押し…新スタ案の収容人数に問題なし、立地も「中心部が理想」

 サンフレッチェ広島は15日、「サッカースタジアム基準に関する確認書」に対するJFA(日本サッカー協会)からの回答書を公開した。

 広島は3月3日、久保允誉代表取締役会長が記者会見を開き、新スタジアム建設プランを発表。JFAが定めたスタジアム基準の「クラス1(収容人数2万人~4万人)」にカテゴライズされる、2万5000人が収容可能な「Hiroshima Peace Memorial Stadium(仮)」を旧市民球場跡地に建てるプランで、整備費用は総額140億円を見込んでいる。

 だがその一方で、県・市・商工会議所によるサッカースタジアム建設の作業部会は、「国際大会の誘致が優位」として収容人数3万人規模のサッカースタジアムが必要であると主張。そのため、旧広島市民球場跡地ではスタジアム建設費用(160億円)に加え、巨額な掘込み費用(99.4億円)がかかり、整備費用の総額は260億円に上ると見積もられていた。

 しかし、クラブは「収容人数の同一カテゴリー(クラス1)の中で人数差には優劣の差は存在せず、(試合誘致の優位性は)収容人数よりも、交通アクセスやプレス施設、ホスピタリティゾーン等の立地面や設備面、および運営の巧拙が重視される傾向にある」と主張。収容人数と誘致の優位性の見解が作業部会と違うことで、費用の見積もりにも差がでていることから、「認識と主張の正当性を確認することを目的」として、3月25日付けで次の事項を含む「サッカースタジアム基準に関する確認書」をJFAに提出していた。

「国際試合(なでしこ、五輪、ユース日本代表等対象)を開催又は誘致する場合に、2万5000人と3万人収容の間に優劣が存在しますか」

「国際大会の誘致については、同一カテゴリー下では、むしろ、収容人数の多寡よりも、交通アクセスやプレス施設、ホスピタリティゾーン等の立地面や設備面、および運営の巧拙が重視される傾向にあると、認識しておりますが、それは正しいでしょうか」

 これに対してJFAは4月4日付けで、以下のポイントを含む回答書を返信。広島がその回答を15日に公開した。

「収容人数2万5000人と同3万人は、そのどちらもJFAのスタジアム基準でいうクラス1(2万人~4万人)に属しているので、なでしこジャパン、オリンピック、ユース年代などの日本代表、AFC(アジアサッカー連盟)主催の国際的な競技会を開催又は誘致することは可能と判断します」

「収容人数以外にもスタジアム環境としては、観客にとっての快適性が求められます。ただサッカーの試合観戦ができれば良いといったスタジアムでは顧客のニーズを満足させることはできません。寒い冬の冷たい雨や夏の炎天下からの直射日光を遮ることができる様な屋根は必ず必要になります。また、迫力あるプレーを間近で観戦できるようにピッチと観客席が近いことも重要なことの一つです」

「スタジアムの立地条件としては、都市の中心部にあり、公共交通機関や主要幹線道路、高速道路からアクセスができ、試合日以外にも利用できる駐車場があることが理想です。特に国際的な競技会を誘致するには、ホテルや商業地区が近接し、国際空港からアクセスができなければなりません」

 JFAからの回答は、広島が主張してきたスタジアム基準に関する見解を認める内容となった。これを受けてクラブは、「当社の提案する『Hiroshima Peace Memorial Stadium(仮)』の企画意図と合致するものと考えます。当社といたしましては、『Hiroshima Peace Memorial Stadium(仮)』の実現に向けて邁進してまいります」とコメントした。

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