プロデビューを果たした湯澤(写真は昨年7月のもの) [写真]=Getty Images
ヤマザキナビスコカップ・グループステージ第3節が6日に行われた。敵地で横浜F・マリノスと対戦した柏レイソルは、1-1で前半を折り返すと、後半に増嶋竜也が2得点をマークし、3-1で逆転。今季公式戦8試合目で待望の初白星を挙げた。
流通経済大学から今季柏に加入したルーキーの湯澤聖人は、右サイドバックとして先発出場。「素直にうれしくてワクワクしていたのと、レイソルを背負って戦うんだという緊張感があった」とプロデビュー戦を振り返った。
ここまでの公式戦では、柏でFWから右サイドバックにコンバートされた伊東順也がレギュラーの座に君臨しており、なかなか出場機会に恵まれなかった。「練習から地道にやってきた中でやっと巡ってきたチャンスだったので、アピールしたかった」という心境に加え、立ち上がりに喫した失点が重なり、前半は平常心を保てないまま終えることとなってしまった。「やっぱり練習試合とは雰囲気も違うし、最初にミスをして失点に絡んてしまったので、どうやって取り返そうか考えることで緊張してしまい、完全に浮ついていた」と振り返る。
しかし、チームが前半終了間際に中川寛斗のゴールで同点に追いついたことで、ハーフタイムに頭の中を整理し、落ち着きを取り戻した。後半は持ち前の攻撃的なプレーを随所に披露。50分には、湯澤が放ったシュートからCKとなり、増嶋の決勝ゴールに結びついた。
自身の出来を「40点くらい」と厳しく評価した湯澤だが、チームの今季初勝利という結果は、何より良いアピールになったはずだ。「失点に絡んだことを踏まえると全然ダメだったと思うけど、攻撃では多少持ち味を出せたので、もっと慣れて落ち着いて守備ができるようになれば、やっていけると思う」と手応えも得た。次はリーグ戦初出場へ。ルーキーらしい貪欲さとアグレッシブさを武器に、激しいレギュラー争いに挑む。
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By サッカーキング編集部
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