広島戦でプレーしたG大阪の藤春(右) [写真]=兼子愼一郎
富士ゼロックススーパーカップ2016が20日に日産スタジアムで行われ、天皇杯王者のガンバ大阪が昨季J1リーグを制したサンフレッチェ広島と対戦し、1-3で敗れた。試合後、同クラブに所属する日本代表DF藤春廣輝がコメントを残した。
左サイドバックとしてフル出場を果たした藤春は、対峙した広島のクロアチア人MFミキッチとMF茶島雄介を絶賛した。「本当に取りどころがなかった。茶島のポジショニングがすごいよかった。ミキッチとのコンビで、茶島に行ったらミキッチに出されるっていうのが本当にきつかった」と振り返った。
その上で藤春は、「サンフレッチェに勝てる時ははめられる、ボールが取れるんですけど、今日の試合は全然取りどころがなかったしはっきりしなかった。今後どうするかっていうことは考えないといけない」と次回の対戦に向けて修正を誓った。
G大阪は24日、アウェーに乗り込み、ACLグループステージ第1節で水原三星と対戦する。厳しい日程だが藤春は、「勝ち癖をつけないといけないし、この試合では負けましたけど、ACLでは内容よりも結果にこだわらないといけない。勝てるように頑張りたい」と勝ちにこだわる姿勢を見せた。
昨季のACLでは2連敗と厳しいスタートとなり、グループステージ突破が危ぶまれたG大阪。その経験を踏まえて、「初戦は本当に大事。ガンバは、いつも最初の方は調子が悪いので、早めにエンジンをかけていかないと、去年みたいにグループリーグで苦労する。アウェイでもしっかり勝っていきたい」と必勝を誓った。
G大阪は水原三星戦を終えると、28日にJ1リーグファーストステージ第1節で鹿島アントラーズをホームに迎えて対戦する。