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清水が北九州下して優勝に望み…攻撃陣不発もOGの1点を守り切る

2016.02.10

先制点を喜ぶ清水の選手たち [写真]=J.LEAGUE PHOTOS

 2016Jリーグ・スカパー!ニューイヤーカップの鹿児島ラウンド第3戦が10日に行われ、清水エスパルスギラヴァンツ北九州が対戦した。

 最終戦を迎えた鹿児島ラウンドには、清水、北九州、ジュビロ磐田、鹿児島ユナイテッドFCの4チームが参加。第2戦で磐田との“静岡ダービー”に敗れた清水は、今日の試合で勝利したうえで磐田が敗れればラウンド制覇となる。磐田戦からは4名を入れ替え、DF角田誠、MF杉山浩太、MF河井陽介、FW石毛秀樹を先発起用。一方、初勝利を目指す北九州は引き分けに終わった鹿児島戦から3名を変更し、GK鈴木彩貴、DF市川恵多、DF石神直哉がスタメンに名を連ねている。


 最初にチャンスを作ったのは北九州。4分、セットプレーのこぼれ球が左サイドの池元友樹に渡ると、左足のクロスにゴール前の刀根亮輔が飛び込んだが、ヘディングシュートはわずかに枠の右に逸れた。清水のファーストチャンスは9分。エリア手前正面から石毛秀樹が左足で狙うと、グラウンダーのシュートは枠の右を捉えたが、ここはGK鈴木が好セーブで凌いだ。

 徐々にボールをキープする時間が増え始めた清水だがなかなかシュートまで持ち込めずにいると、23分には北九州がゴールに迫る。敵陣中央でボールを持った花井聖が右サイドの小手川宏基に正確なロングボールを送ると、小手川はこれを右足ダイレクトで折り返し。エリア内中央に小松塁が飛び込んだが、わずかにタイミングが合わず、シュートにつなげることはできなかった。

 続く30分、北九州は池元が狙ったミドルシュートのこぼれ球をエリア内左の小松が左足で蹴り込んだが、ここはGKに阻まれ先制点とはならない。試合はこのままスコアレスで前半を折り返す。

 後半立ち上がりの47分、左サイドでFKを得た清水はキッカーの大前元紀がゴール前にクロスを供給。エリア内で角田のマークについていたDF市川に当たったボールがゴール左に吸い込まれ、オウンゴールで清水が先制に成功した。

 リードを得た清水は61分、杉山に代えて六平光成を投入。対する北九州も63分、寺岡真弘井上翔太、小松、池元の4人を下げて弓崎恭平内藤洋平多田高行大島秀夫をピッチに送り出す。

 交代直後の65分、北九州は右サイドから攻撃を展開。弓崎のクロスをエリア内の多田がダイレクトで落とし、内藤が左足のハーフボレーで狙ったが、DFに当たったシュートは枠の上に外れた。

 清水は78分、カウンターを仕掛けると右サイドをドリブルで持ち上がった村田和哉がアーリークロスを送ると、エリア内の大前が胸トラップから左足ボレーで狙ったが、シュートはGKの正面に飛んだ。

 1点を追いかける北九州は84分、小手川に代えて小谷健悟を投入しゴールを目指したがその後は決定的なチャンスを作り出すことはできず、試合は1-0のままタイムアップを迎えた。勝った清水は勝ち点を6に伸ばし、同日行われる試合で磐田が敗れた場合のみ、鹿児島ラウンド優勝となる。

【スコア】
清水エスパルス 1-0 ギラヴァンツ北九州

【得点者】
1-0 47分 OG(市川恵多)(清水エスパルス

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