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新加入アランダが前半で3点に絡む活躍…千葉、福岡に5発完勝で2連勝

2016.02.02

福岡戦で2ゴールを挙げた千葉FW吉田眞紀人(中央)[写真]=J.LEAGUE PHOTOS

 2016Jリーグ・スカパー!ニューイヤーカップの宮崎ラウンド第2戦が2日に行われ、ジェフユナイテッド千葉アビスパ福岡が対戦した。

 1月31日に開幕した宮崎ラウンドは千葉、福岡、鹿島アントラーズロアッソ熊本の4クラブが参戦。中1日での第2戦1試合目は昨季J2で戦った千葉と福岡の一戦となった。J2・7年目の千葉は、初日の熊本戦から先発メンバーを9名入れ替えて、MF佐藤勇人らを起用。MFアランダやDF比嘉祐介など新加入選手9名がスタメンに名を連ねた。対して、5年ぶりにJ1復帰の福岡は、鹿島との初戦から同じく9名を入れ替え。MF末吉隼也、FW坂田大輔らに加え、18歳のFW邦本宜裕を起用した。


 試合は開始11分に千葉の先制で動く。アランダが味方のスルーパスで右サイドに抜け出し、グラウンダーの折り返しを供給。ペナルティエリア内中央でフリーのFW菅嶋弘希が左足で合わせて、ゴールネットを揺らした。失点を喫した福岡は17分、パス交換から末吉のパスを受けたMF為田大貴がエリア手前左で、右足を振り抜くが、シュートはわずかに枠の右上に外れた。

 千葉は28分にリードを広げる。アランダのロングパスでエリア内右に抜け出したMF小池純輝が中央へ折り返し。走り込んでいたフリーのMF町田也真人が右足で流し込んで、追加点を奪った。福岡は31分、右サイドのDF三島勇太からの浮き球パスを受けた邦本が、エリア内右でワントラップからダイレクトで右足シュートを放つが、GK藤嶋栄介にキャッチされた。

 千葉は35分、町田がボールキープで味方の持ち上がりを待って横パス。走り上がったアランダがパスを受けて一気にエリア内左へ突破すると、相手のファールを誘い、PKを獲得した。これをキッカーのFW吉田眞紀人が左隅に沈めて、3点目を獲得。千葉が3点リードを得て前半を折り返す。

 ハーフタイムで千葉は全得点に絡んだアランダ、2試合連続先発のMF多々良敦斗を下げて、MF富澤清太郎とDF北爪健吾を投入。対して福岡はメンバーチェンジなしで後半を迎えた。

 後半先にゴール奪ったのも千葉だった。54分、小池のスルーパスに反応した吉田が、エリア内中央に抜け出し、そのままGK兼田亜季重もかわして無人のゴールに流し込んだ。リードを4点に広げられた福岡だが、直後に1点を返す。58分、坂田のスルーパスでエリア内中央に抜け出した為田が、飛び出したGKを見て、ループシュートをゴール左隅に決めた。

 この日初失点を喫した千葉は61分、小池、DFイ・ジュヨンに代えてMF長澤和輝とDF乾貴哉を投入。福岡は63分にMF鈴木惇を下げてMF城後寿を、64分にFW平井将生を下げてFW金森健志を、69分に坂田を下げてユースの17歳MF崎村祐丞をピッチに送り出し、反撃を狙う。

 千葉は70分、吉田のパスを受けた長澤がドリブルで持ち上がり、エリア手前中央で右足シュートを放つが、わずかに枠の右に外れた。直後に佐藤、菅嶋、吉田に代えてMF井出遥也、FWエウトン、19歳MF仲村京雅を投入した。73分には福岡が、三島を下げてMF中村北斗を送り出す。

 すると75分、出場したばかりの井出がドリブルでエリア内右に持ち上がり、右足シュート。一度はGK兼田にセーブされるが、自らこぼれ球を豪快に突き刺し、追加点を挙げた。井出の2試合連続ゴールで千葉が再びリードを4点に広げた。福岡は、76分にDF堤俊輔を下げてユースの17歳DF濱口功聖を、86分には、DF阿部巧を下げてMF古部健太を投入。

 しかし福岡は、千葉の集中した守備を前に、なかなか攻撃の糸口を掴めない。90分に邦本がエリア手前左からミドルシュートを放つが、枠を大きく外した。最後まで追加点を狙う千葉は後半アディショナルタイム3分、仲村が粘ってエリア内左に突破し、中央へ折り返し。長澤のシュートはブロックされると、こぼれ球に反応した町田がエリア内中央で強烈な右足シュートを放つが、枠の左に外れた。

 試合はこのまま終了し、千葉が5-1の完勝で2連勝。一方の福岡は2連敗となった。宮崎ラウンドの最終戦は4日に行われ、福岡は熊本と、千葉は鹿島と対戦する。

【スコア】
ジェフユナイテッド千葉 5-1 アビスパ福岡

【得点者】
1-0 11分 菅嶋弘希(千葉)
2-0 28分 町田也真人(千葉)
3-0 35分 吉田眞紀人(PK)(千葉)
4-0 55分 吉田眞紀人(千葉)
4-1 58分 為田大貴(福岡)
5-1 75分 井出遥也(千葉)

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