広島への期限付き移籍が決まったウタカ [写真]=Getty Images
清水エスパルスの元ナイジェリア代表FWピーター・ウタカが、サンフレッチェ広島へ期限付き移籍で加入することが決まった。移籍期間は2016年2月2日から2017年1月1日まで。12日に両クラブが発表した。
ウタカは1984年生まれの31歳。2003年にベルギー3部リーグのマースメヘレンでキャリアをスタートさせ、翌年には同1部リーグのKVCウェステルローに加入した。以降、ロイヤル・アントワープFCで2部リーグ得点王を獲得すると、デンマークのオーデンセBKで4シーズンプレーし、2年目には同リーグの得点王にも輝く。また、2009年にはナイジェリア代表として南アフリカ・ワールドカップ予選にも参加した。
2012年に中国スーパーリーグの大連実徳へ移籍すると、初年度から20ゴールを決め得点ランキング2位に食い込む活躍を見せる。2013年はシーズン途中に北京国安へ移籍し、2014年シーズンの途中には上海申キンへレンタル移籍。2014シーズンは2クラブで25試合に出場し、3得点を記録した。清水に加入した2015シーズンは、J1リーグ28試合出場9得点、ヤマザキナビスコカップ1試合出場を記録している。
期限付き移籍にあたり、ウタカは所属元の清水に対して「親愛なるエスパルスサポーターの皆さま、2015シーズンの熱い応援ありがとうございました。最高のファン、サポーター、チームメイト、スタッフと共に戦えたことを誇りに思い、感謝しています。苦しいときにチームを離れることは、とても申し訳なく思います。でも、みんなの力を結集して戦えば、必ずJ1へ復帰出来ると信じています。エスパルスのことをずっと愛しています」と、コメント。
移籍先の広島に対しては、「ハジメマシテ、ピーター ウタカです。広島ファミリーの一員となれたことを光栄に思います。広島のファン、サポーター、チームメイトと会えるのが楽しみです。自分の持っているもの全てを注ぎ、チームに貢献できるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします」と、抱負を語っている。
なお、ウタカは移籍期間中、清水との公式戦での対戦には出場できない。
By サッカーキング編集部
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