広島との契約満了が伝えられた山岸智(左) [写真]=Getty Images
サンフレッチェ広島は6日、元日本代表MF山岸智との契約満了にともない来季の契約を更新しないと発表した。
契約満了に際し、山岸はクラブを通じて以下のようにコメントしている。
「広島に在籍した6年間、たくさんのご声援をいただきありがとうございました。私が広島に加入した6年前、当時はミシャさん(ミハイロ・ペトロヴィッチ)が監督を務めていましたが、ジェフ時代に指導を受けた(イヴィチャ)オシム監督と同じようなサッカーができてうれしかったですし、広島から声がかかったときには悩むことなく移籍を決断しました。今でも私を呼んでくれた広島には感謝しております」
「また、サポーターの皆さんのご声援も本当に励みになりました。リーグ優勝などうれしいこともありましたが、長期間戦列を離れる苦しいときにも『待っているよ』などいろんな励ましの言葉をかけてくれました。困難な出来事もありましたが、それを乗り越えて今でもサッカーができているのは、サポーターの皆さんの温かい励ましがあったからだと思っています。広島での6年間はタイトルも獲得し、自分自身のキャリアアップにもなりました。この経験を糧にまだまだサッカーを続けていきますので、末永く山岸智を見守っていただければ幸いです。本当にありがとうございました」
現在32歳の山岸はジェフユナイテッド市原(現ジェフユナイテッド千葉)の下部組織出身で、2002年にトップチーム昇格。2003年の開幕戦でJリーグ初出場、初ゴールを決めた。その後は主力として活躍すると、2006年にはイヴィチャ・オシム監督体制下の日本代表に招集された。2008年に川崎フロンターレへ移籍すると、2010年から広島に加入し、3度のJ1優勝に貢献していた。今季は2015明治安田生命J1リーグで4試合1得点を挙げている。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト