2015.11.20

【予想スタメン】J1最終戦もモチベーション十分…清水が来季に向け自信をつける勝利を目指す

前節、田坂体制後初の勝利を収めた清水は、今季初の連勝を目指す [写真]=Getty Images
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■ヴァンフォーレ甲府 主力3選手がけがで離脱、新戦力の奮起が求められる

 股関節痛の山本英臣、左足ふくらはぎを傷めている阿部翔平に続いて、15日の天皇杯で阿部拓馬が右太もも裏を肉離れ。主力3選手を欠いてのシーズン最終戦となる。しかも、現在公式戦3連敗中。先発が予想される下田北斗、橋爪勇樹、畑尾大翔といった、この先チームの中心を担うであろう選手たちの奮起が求められる。

 過去一度も勝てていなかった清水には、今季の1stステージで2-0で完勝。J1残留、J2降格と互いの立場も逆転した。苦手意識は払拭したはずだ。前節、田坂和昭体制初勝利を挙げた若手主体のチームについて、佐久間悟監督は「サイドハーフの選手が積極的に2トップを追い越してくる。川崎に5-2で勝利した時(1stステージ第14節)のような躍動感が戻っている」と警戒しながらも、「片側のサイドに人数を掛けてくるので、サイドチェンジが有効。攻撃時にディフェンスラインが深いので、空いた中盤のスペースで前を向いて、前線3枚のコンビネーションが使える」と、攻略に自信をのぞかせる。

 この試合に勝利しても、2ndステージの勝ち点は「19」で、1stステージの「20」に及ばないのだが、鳥栖、神戸、仙台、新潟ら他チームの結果次第では、年間順位において昨季の13位を上回る、チーム史上最高順位を更新できる可能性がある。

 最近3年間、リーグ最終戦はいずれもスコアレスドローと、消化不良気味。現在24得点で山形と並んでいるリーグ最少得点の汚名を返上するためにも、できるだけゴールを重ね、勝利の歓喜の中で試合後のシーズン終了セレモニーを迎えたい。(渡辺功)

■甲府予想スタメン
3-4-2-1
GK
河田晃兵
DF
土屋征夫
畑尾大翔
津田琢磨
MF
橋爪勇樹
新井涼平
マルキーニョス・パラナ
松橋優
下田北斗
伊東純也
FW
バレー

■清水エスパルス 現状メンバーでは高さが不足、セットプレーの守備も不安要素

 前節の山形戦で、ようやく田坂和昭監督就任後の初勝利を挙げた清水。内容的にも手応えのある戦いができ、2週間の練習の流れを見ても、今節も同様の戦い方、メンバーで臨むことが予想される。また、J2降格は決まったが、年間最下位を脱する可能性は残っており、来季に向けて自信をつけたい。最後は今季初の連勝で締めくくりたいという思いも強く、モチベーションの低下は感じられない。

 特に、前線の白崎凌兵、澤田崇、北川航也らは調子も上げていて楽しみな存在。ただ、甲府の守備に関しては「完全にリトリートするので(ゴール前に)スペースがない」(田坂監督)ため、それをいかにこじ開けるかが大きな課題。そのためのキーワードが、山形戦からテーマにしている「密集」だ。攻守ともに選手間の距離を縮め、それによってパスを通しやすくして、テンポ良くつなぎながら崩していく。また、ボールの近くに人が多くいるため、奪われてもすぐにプレッシャーをかけて、相手のカウンターを阻止する。現在のトレンドになりつつあるスタイルで、田坂監督は最後に自分がやりたいサッカーを貫こうとしている。

 もちろん、まだその完成度は十分ではないため、カウンターを食らうリスクはある。また、現状のメンバーでは高さも不足し、課題であるセットプレーの守備も不安要素。カウンターでもセットプレーでも、特にバレーをいかに抑えるかが大きなポイントになるだろう。(前島芳雄)

■清水予想スタメン
4-2-3-1
GK
杉山力裕
DF
鎌田翔雅
犬飼智也
角田誠
福村貴幸
MF
本田拓也
竹内涼
枝村匠馬
白崎凌兵
澤田崇
FW
北川航也

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