ミキッチに仮装した妻のリュプカさん(写真は@ljupkagojicmikic のキャプチャ)
10月31日は「ハロウィンの日」ということで、全国各地でさまざまなイベントが行われ、とりわけ仮装する人で溢れ返った東京・渋谷は大混乱となった。
ハロウィンは本来ケルト人が1年の最後(10月31日)に死者の霊を迎えるお盆のような行事だが、アメリカがそれを商業化し、近年は日本に限らず「仮装のお祭り」として盛り上げようという機運が世界中で急速に高まっているようだ。
ソーシャルメディアが発達した現代は、サッカーの世界でもハロウィンを活用して名前を売り込んだり、サポーターとの交流を図ろうと各クラブ、選手がさまざまな工夫を凝らしている。
そんななか、サンフレッチェ広島のMFミハエル・ミキッチの妻リュプカ・ゴイッチ・ミキッチさんが自身のインスタグラム(https://instagram.com/ljupkagojicmikic/)上でとある映像を公開していた。
リュプカさんが扮しているのは…ミキッチだ! おそらくお子さんが参加するハロウィンパーティに同行した際、夫に扮したようなのだ。
比較映像がないのは惜しいところであるが、広島サポならよくお分かりであろう。ミキッチが試合前の整列やワンプレーを終えた後、長髪を両サイドの耳にかけるお馴染みのシーンだ。さすがは妻、特徴をよく捉えている。
日本でも広く知られているが、リュプカさんは177cmと抜群のスタイルを生かし、クロアチア国内外で活躍するトップモデル。
2人はミキッチが広島に移籍する2009年以前に結婚していたが、当時は国内のディナモ・ザグレブでプレーする夫に対し、世界を股に掛けて活躍するリュプカさんとのすれ違いから離婚も囁かれていたそうだ。ただ遠い異国に来たことによりかえって愛が深まったのだとかで、今では自身のインスタグラムに日本で暮らす一家の微笑ましい模様をたびたびアップしてくれている。
2009年から広島でプレーするミキッチは、今年で来日7年目を迎えた。当初は日本の夏の暑さに苦しみ、怪我に悩まされる時期もあったが、爆発的なスピードと突破力で2012、2013年のJリーグ連覇に貢献。昨年、広島の外国人としては最長の在籍期間ともなった。
どんな状況でも全力を尽くし、チームに溶け込もうとする謙虚な姿勢は広島サポーターから絶大な支持を受けている。その一方でJリーグを高く評価し、日本人選手の安易な国外移籍に警鐘を鳴らした発言により、クラブの垣根を超え全国のサポーターから愛される存在だ。
来年1月に36歳となるが現在も自慢のスピードは衰えを見せておらず、チームの年間総合首位に貢献している。今週はナビスコカップ決勝のためお休みとなったが、来週再開するリーグでステージ優勝、そして3度目となる栄冠を掴み取れるだろうか。
(記事提供:Qoly)