2015.08.13

“対話”で勝ち取った白星…代表の悔しさ胸にフル出場したFC東京の森重&米本

森重真人
FC東京に所属する日本代表DF森重真人 [写真]=Getty Images

 FC東京は12日、アウェーで行われた2015明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第6節でヴァンフォーレ甲府と対戦し、MF高橋秀人のゴールを守りきり、1-0で勝利。日本代表からチームに復帰したDF森重真人とMF米本拓司がフル出場し、勝利に貢献した。

 ディテールこそ違えど、悔しさを胸に主戦場に戻った2人の日本代表選手が躍動した。

「自分自身悔しい気持ちがあったので、それはチームでしか返せない。ここで勝ち点3を取ることができたのは、個人的にはうれしく思います」

 米本にとって、中国・武漢で行われたEAFF東アジアカップ2015はほろ苦い記憶になった。2010年以来、2度目の代表キャップを心待ちにしていたが、結局、GK六反勇治(ベガルタ仙台)、DF水本裕貴(サンフレッチェ広島)とともに出場機会は訪れなかった。

 一方の森重は、初の代表チームキャプテンとして臨んだ大会で3戦ともにフル出場を果たしたが、結果は2分1敗の未勝利。甲府戦では「無失点で終われたのはうれしいですし、久々の勝利っていうのは素直にうれしいなと思います」と胸をなで下ろした。

 東アジアカップの最終戦から中2日の強行軍となったが、「今日の試合の入りも全然、体は重くなかった。コンディションは悪くないと思う。体が疲れていたとしても、頭はしっかりとリフレッシュできていた」と森重からは力強い言葉が聞かれた。

 FC東京は4月29日に行われたファーストステージ第8節のアルビレックス新潟戦以来となる無失点での勝利。相手キーマンのFWバレーを封じ、甲府のシュートを3本に抑え込んだ。その要因となったのはコミュニケーションだと両者は語る。

「バレー選手に当ててというのが狙いだった。しっかりプレスバックしたり、ヒデくん(高橋秀人)ともそういう話をしてきて、それができた」と米本が言えば、森重も「マル(丸山祐市)とコミュニケーションを取りながらうまく対応できた。こういう試合がDFとしては難しいというのは分かっていたので」とコメントした。

 また、森重はコミュニケーションこそ個の集合体がチームになるために不可欠だと強調する。それはクラブ、代表に関係ない。

「やっぱり日本代表はまた違ったプレッシャーだったり、責任だったりがある。常に周りに結果を求められますし。それはチーム作りと結果の両方を求めていかないといけないという部分があるので、難しいところはありますけど、チーム内でしっかりとコミュニケーションが取れていれば問題ない」

 ピッチ内外での対話でチームの強度を高めていく2人。今後、Jリーグでの成功体験で自信を深め、日本代表に好影響を与える日が来るかもしれない。

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