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【予想スタメン】今節最大の好カード…首位浦和vs2位広島の上位対決は必見

2015.07.18

J1・2nd第3節で対戦する浦和(上)と広島(下)  [写真]=Getty Images

浦和レッズ 那須の不在と梅崎の状態が気がかり

 自分たちのスタイルに対する自信が、時に落とし穴となってしまう。浦和のその欠点はかなり改善されてきた部分だったが、前節の山形戦では悪い癖が顔を覗かせた。浦和対策を敷く山形に対し、攻めあぐねるなか冷静さを欠いたのか、雨でピッチコンディションが悪化しているにもかかわらずリスクの高いパスを出して相手の罠にハマり、カウンターで何度も危ない場面を作られた。ペトロヴィッチ監督が試合後に話したように、「引き分けでこのゲームを終えられたことは幸運だった」。


 ただ、不甲斐ない出来でも負けなかったことは大きい。「最低のゲーム」(柏木陽介)をしてしまったことで選手たちの気持ちも引き締まったはずだ。今節は因縁深い広島との一戦となるが、広島にはペトロヴィッチ監督就任1戦目となった2012年3月の開幕戦以来、6試合負けなし。その内実を見ると5勝1分と相性は良い。また、この一戦は今季リーグ戦全勝中のホームゲームとなる。

 懸念材料となるのは那須大亮の不在。山形戦で退場処分を受けた不動のレギュラーリベロの穴をどう埋めるのか。また、コンディション不良で山形戦に帯同しなかった梅崎司の状態も気がかりだ。チームメートに「キレ崎」と言われるほど好調の背番号「7」を2試合連続欠くことになれば、攻撃の迫力低下も心配される。(totoONE編集部)

■浦和予想スタメン
3-4-2-1
GK
西川周作
DF
森脇良太
阿部勇樹
槙野智章
MF
関根貴大
柏木陽介
青木拓矢
宇賀神友弥
李忠成
武藤雄樹
FW
興梠慎三

サンフレッチェ広島 “鬼門中の鬼門”、対浦和戦は6試合白星なし

 年間順位首位と2位の対決だが、広島にとっては「鬼門克服」の旅でもある。

 埼玉スタジアムでの戦績は1勝1分8敗、対浦和戦は15勝4分26敗。最近6試合連続勝利なしで3試合連続無得点中。2012年開幕戦で佐藤寿人がゴールを決めて以来、セットプレー以外でのゴールは1点もない。昨年のナビスコ杯準々決勝では、野津田岳人と佐藤寿人がゴールを決めているが、その時のGKは西川周作ではなかった。“鬼門中の鬼門”。それが埼玉スタジアムであり、かつての指揮官であるミハイロ・ペトロヴィッチが率いる浦和なのである。

 ただ、今の広島はこれまでとは少し様相が違う。何よりも際立つのは、圧巻の得点力だ。最近5試合で20得点。その20得点中、佐藤寿人が6得点を稼ぎ、12年連続二桁得点という前人未到の記録にあと1点と迫った。シャドーの位置でプレーする柴崎晃誠とドウグラスの2人も、19試合で2人合わせて12得点9アシスト。昨年の高萩洋次郎(現ソウル)と石原直樹(現浦和)の2人の「34試合13得点10アシスト」という数字に早くも並ぼうとしている。前節の松本戦でも2人で3得点。佐藤も、得点こそなかったが柏好文のゴールを演出するなど、好調を維持。前の3人を動かす青山敏弘も5試合で1得点6アシスト。ワイドのミキッチ、柏好文も2人で2得点3アシスト。中からも外からも攻撃が創れる広島の破壊力が浦和に牙を剥けば、2010年7月24日以来となる埼玉スタジアムでの勝利に大きく近づく。(紫熊倶楽部 中野和也)

■広島予想スタメン
3-4-2-1
GK
林卓人
DF
佐々木翔
千葉和彦
水本裕貴
MF
ミキッチ
青山敏弘
森崎和幸
柏好文
ドウグラス
柴崎晃誠
FW
佐藤寿人

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