2015.07.09

【平畠啓史氏はこう見る!】下位脱出のカギは彼らにあり!? 岐阜の中盤を彩るレフティー達に注目せよ

下位脱出を狙う岐阜  [写真]=Getty Images

 5月30日、浦和は鬼門とも呼ばれていた鳥栖のホーム、ベストアメニティスタジアムに乗り込んだ。雨にもかかわらず、ベアスタには19249人の観客が詰めかけ、良い雰囲気を作り出していた。かつての鳥栖は、長引くJ2暮らしもあって、コンパクトで見やすいこのスタジアムが観客で埋め尽くされることはあまりなかった。わりと余裕のあるスタンドで、一席ではなく、一つのエリアを確保し、のんびりサッカーを見ていると、売店のおじさんに「ジュースでも飲むかい?」と声を掛けられ、見ず知らずのおじさんと会話をしながらサッカーを見るという牧歌的な感じも、私は嫌いではなかった。

「このスタジアムは、客が少なくてもテンションが上がる最高のスタジアムですよ」。鳥栖vs浦和のゲームを見ながら、かつて鳥栖のゴールマウスを守っていた室拓哉(現在は鳥栖U-18のGKコーチ)は教えてくれた。以前の鳥栖を知る室は、たくさんの観衆で埋め尽くされたスタンドに感動し、感謝しながらも、フットボールを見る者だけでなく、プレーする者にとっても、このスタジアムが最高であると教えてくれたのである。

 そんな室もプレーしていた観客席が少し、いやけっこう寂しめのJ2時代、ひとり異彩を放つサイドバックが鳥栖に存在した。足元の技術が高く、左サイドバックの位置からクロスを上げるだけでなく、スルーパスを通し、ドリブルも外を突破するのではなく、中に入ってスピードを上げずに、スルスルと相手をかわしていく。その頃は、このテクニシャンを見るのが楽しみでしょうがなかった。現在はFC岐阜で攻撃を司る高地系治である。肩に力の入らない飄々とした感じのドリブルだが、相手の逆を見事にとるので、ボールを奪われることがない。ボールの持ち方が素晴らしいため、密集に入っていってもまったく慌てない。そして、このドリブルからのスルーパスが、長くて速い、「いかにもスルーパスを出しました」という感じではなく、コース、強さ、長さが絶妙で、そして柔らかい。なおかつ声もいいので、きっと歌がうまいはず(これは想像)。スタジアムで歌は聞けないけれど、お金を払って見る価値のあるレフティーである。

 また、ここ最近岐阜の中盤で頭角を現しているレフティーが小野悠斗。横浜FMからベルギーのスタンダール・リエージュに移籍した小野裕二の兄だ。横浜FMユースの後、メキシコの2部でプレーしていたという異色の経歴の持ち主で、しっかりと仕事ができる選手である。そして、フォワードでも中盤でもプレーできるレフティーがロドリゴ。左足でボールを持った時の雰囲気が実に良い。37歳になった宮沢正史も出場時間は減ったとはいえ、出場すれば必ず仕事をするレフティー。彼の正確無比なパスが衰えることはない。順位を見ているだけではわからないおもしろさが岐阜にはある。中盤のバラエティ豊かなレフティーには要注目だ。

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