2015.06.04

【平畠啓史氏はこう見る!】今節最注目の磐田vs金沢は見所満載…最後尾に控える両守護神の活躍を見逃すな

磐田のGKカミンスキー(左)と金沢のGK原田(右) [写真]=Getty Images

 今季J2に昇格したばかりの金沢は、第16節もホームで長崎を破り、不敗記録を「13」に伸ばした。地元出身で、Jでの経験も多い作田裕次、リーダーシップと浮いたボールの落下点発見速度がすこぶる速い太田康介のセンターバックコンビは安定し、テクニシャンの山藤健太と経験豊富な秋葉勝によるボランチコンビはハードワークを辞さず、インターセプトの回数もJ2トップクラスだ。水永翔馬のフィジカルは強く、前線で潰れ役になり、清原翔平や佐藤和弘がこぼれを狙い、ゴールに迫る。途中交代で投入される選手もしっかりと役割を果たし、ただただひたすら守るだけでなく、つなぐところはつないで、チームとしての時間もしっかりと作れる。

 好調を維持する金沢だが、躍進を支えるもう一人の選手を忘れてはいけない。ゴールキーパーの原田欽庸だ。16試合で失点はわずか「9」。非常に安定したセービングを見せる。目の前でバウンドするような微妙なシュートにもしっかりと反応する。そして、味方も観衆も不安にさせるような「やっちゃった」というミスはほとんどない。成立学園卒業後、水戸に加入。もちろん水戸の守護神、本間幸司の存在は大きく、ほとんど出番はなかったが、栃木ウーヴァや長崎でのプレーを経て、昨季に金沢に加入。そして、今季は昨季に引き続き安定したプレーを披露している。チーム全体の守備意識が高く、シュートが打たれる前にフィールドプレーヤーがシュートコースを限定してくれていることも多いが、それは最後の砦がしっかりしているからこそ、守る方も諦めずに体を張ることができるというもの。昨季のJ3最少失点の実力は本物で、今節も磐田相手に安定したセービングを見せるだろう。

 磐田のゴールマウスを守るのは、今季加入したポーランド出身のカミンスキー。191センチと長身ながら、反応が非常に鋭い。そして、危険なシーンでも本当に慌てない。言葉が通じないというのもあるかもしれないが、ディフェンスのせいにして、ガミガミ文句を言っているようなシーンもあまり見られない。いつも落ち着いているように見えるし、その姿が守備陣に安心感を与えている。磐田の場合、名波浩監督がアタッキングサッカーを掲げるがゆえに、攻守ともに主導権を握ろうとする。戦力的にも他のチームよりも優位であるため、ゲームを支配することが多い。

 実は、こういうチームのゴールキーパーが一番難しい。ある程度攻撃されることが前提のチームならば、緊張感も持続できるし、一度ファインセーブをすると守備アドレナリンが分泌されて、好パフォーマンスにつながることも多い。しかし、主導権を握るチームの場合、ゴールキーパーは仕事をする回数が少ない。ゆえに、緊張感の持続が難しい。それに加えて、自分たちから能動的にゲームを作るということは、ある意味カウンターの餌食にもなりやすい。そうすると、ゴールキーパーにとって90分間のうち、ピンチはそれほど多くはないが、少ないピンチが大きなピンチになる。相手のシュート数は少ないが、決定機が多くなる。カミンスキーのように、精神的にも落ち着いているようなゴールキーパーでないと、磐田で守護神は務まらない。

 第17節で最注目の3位磐田vs2位金沢の一戦は見どころたっぷりだが、この二人の守護神に注目するのもおもしろい。

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