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左足で魅せるも主役逃した太田、鮮やかFKは「武藤に全部持っていかれた弾」

直接FKを決めた太田宏介(右)[写真]=佐藤博之

 多摩川クラシコで2年ぶりの勝利。大入りの味の素スタジアムでの劇的な逆転勝利を呼び込んだのは日本代表DF太田宏介の左足だった。

 試合は立ち上がりから川崎フロンターレのペースだった。21分、相手のエースFW大久保嘉人にセットプレーから先制ゴールを許した。

「失点してしまったのは、予想外だった。ゼロで抑えるというのはチームとしてのテーマ。ただ、失点した後も慌てずに割り切ることができた。後半、相手が落ちてくるというのは分かっていたし、耐えることができてよかった」

 相手の攻撃を耐えて迎えた71分、ゴール前でFKを獲得すると、背番号「6」がポイントに立った。

「キッカーを任せてもらっている以上は、結果を出したかった。自信はあった。味方の選手が西部(洋平)さんと壁の間でうまく動いてくれた。自分の間合いだったり、味方の立ち位置を要求してきて、そのとおりにできた」

 相手に退場者が出て、押せ押せムードの87分には、ゴールライン際で巡ってきたFK。再び左足で魅せた。ゴール前に顔を出した日本代表FW武藤嘉紀に合わせて、逆転。4万2604人の観客が見事な逆転劇に酔いしれた。

 試合後、恒例となっている「ゴールに名前をつけるなら」という質問に対しては、「考えておいたんです。『武藤に全部持っていかれた弾』ですね」と報道陣の笑いを誘った。

 さらに「1ゴール1アシストですからね。ヒーローインタビューも『俺かな』って思ったんですけどね。でも、広報の人が武藤のところに行って、『やっぱりそうか』と思いました。でも、そこも割り切って。次は主役になれるように頑張ります」と自虐的に言って、更に笑いの追い打ちをかけた。

 ここ3戦でチームの全4得点に絡む活躍も謙虚に、“割り切って”その左足に磨きを掛け続ける。


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