26日、2015明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第7節が行なわれ、ガンバ大阪とアルビレックス新潟が対戦した。
G大阪は前節の湘南ベルマーレ戦で勝利を収め、リーグ戦4連勝を飾った。AFCチャンピオンズリーグの広州富力戦を挟んで中3日と過密日程だが、確実に勝ち点3を積み上げたいところ。得点王争いを繰り広げる宇佐美貴史とラファエル・シウバの両エースストライカーの対決にも注目が集まる。
試合は6分、ラファエル・シウバの縦パスに右サイドでオーバーラップした川口尚紀が中央に折り返し、山本康裕が右足シュートで合わせるも、枠を捉えることができない。27分には、ラファエル・シウバがハーフウェーラインを過ぎたところからドリブルで持ち込み、自らシュートを放ったがゴール右に外れた。
対するG大阪は30分、宇佐美が左サイドで相手3人を引きつけ、ゴール前の藤春廣輝にスルーパス。藤春のシュートは守田達弥の好セーブに阻まれ、両チーム無得点で前半を終える。
後半開始からG大阪はリンスとオ・ジェソクに代えて、パトリックと米倉恒貴を、新潟は山本に代えて鈴木武蔵を投入した。48分、G大阪がペナルティエリア手前右の好位置でFKを獲得。遠藤保仁が直接狙ったが、守田にキャッチされる。その直後、守田が蹴ろうとしたボールを背後から宇佐美が奪うと、思い切り右足を振り抜きネットに突き刺した。
追う展開となった新潟は67分、レオ・シルバが鈴木とのワンツーからエリア内に侵入すると、右足シュートをゴール左に沈めて1点を返す。激しい攻防が続く中、互いのシュートはクロスバーを叩き、決定機を生かすことができない。
すると84分、エリア内右のパトリックが、倉田秋からのクロスを巧みな胸トラップで落とすとそのまま左足シュート。ゴール左隅に決めて、勝ち越し点を奪った。最後までリードを守り切ったG大阪が2-1で勝利。連戦の疲れを感じさせない戦いぶりで、公式戦7連勝を飾った。
次節、G大阪は松本山雅FCと、新潟はFC東京とそれぞれホームで対戦する。
【得点者】
1-0 48分 宇佐美貴史(ガンバ大阪)
1-1 67分 レオ・シルバ(アルビレックス新潟)
2-1 84分 パトリック(ガンバ大阪)