FOLLOW US

古巣相手に好セーブ連発…堅守の仙台を支える守護神・六反勇治

2015.04.13

横浜FM戦で先発したベガルタ仙台のメンバー [写真]=Getty Images

 ベガルタ仙台が敵地・日産スタジアムで横浜F・マリノスと1-1と引き分けた。67分に鎌田次郎が華麗なボレーシュートを決めて先制点を奪ったものの、終了間際にファビオに決められて、手にできたはずの勝ち点3を失った。

 ファインセーブで何度もチームを救った。仙台の守護神・六反勇治は51分にアデミウソンのシュートを片手1本で止めるスーパーセーブを見せると、85分には齋藤学のスルーパスに抜け出した矢島卓郎のシュートをストップ。さらに90分に放たれた齋藤学の豪快なシュートも、見事にセーブした。


 第5節終了時点で、仙台の失点数は首位の浦和レッズFC東京の「2」に次ぐリーグ2位の「3」。今年、仙台が掲げる“堅守賢攻”の堅守に六反は間違いなく貢献している。しかし、終了間際の失点で仙台は勝ち点2を逃してしまった。

「今日は勝ち点1を取ったというよりも、勝ち点2を失ったという気持ちのほうが、みんな大きいんじゃないかなと思います。1-0で終わると分かるような交代の使い方だったので、あれを1-0で終わり切って、今年アウェーで2試合目になりますけど、しっかり勝ち点3を持ち帰らないといけないなと思います」

 昨年まで3シーズンを過ごした横浜FMでは、榎本哲也飯倉大樹といった育成組織出身選手の控えに回ることが多かった。リーグ戦での出場は2013年の2試合のみ。それでも腐ることなくトレーニングにまい進した。それを知っているからこそ、横浜FMサポーターは試合後、六反にコールを送った。

「ああやって他のチームに移籍した選手に対してコールをしてくれるというのは、僕個人としてはうれしいです。そういう意味では良いパフォーマンスもできましたし、個人的にはそれに尽きる試合になったんじゃないかなと思います」

 堅守を誇るチームの最後尾には、守護神としてのスタートを切ったばかりの六反勇治がいる。

SHARE

LATEST ARTICLE最新記事

SOCCERKING VIDEO