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鬼門突破の横浜FM…右SBで躍動した三門雄大が逆転劇をお膳立て

 横浜F・マリノスが、難攻不落の日立柏サッカー場をついに落した。その立役者となったのは、「運動量を生かして攻撃を活性化してくれるだろう」というエリク・モンバエルツ監督の期待に応えた三門雄大だった。

 先制したのは柏レイソルだった。31分、横浜FMのボールを武富孝介が奪うと、最後はレアンドロが仕留めた。2008年以来負けたことがない相性の良い相手に、柏は好調な出だしを見せた。

 しかし、横浜FMが71分に小林祐三に代えて中町公祐をピッチに送り出すと、三門がボランチから右サイドバックにポジションを変更。豊富な運動量を生かし、前への推進力を発揮した三門が、73分の同点弾と83分の逆転弾をお膳立てした。

「自分としては1点目は(中に伊藤)翔は見えていましたけど、翔がうまくDFから逃げてくれたというか、そこにうまく自分も合わせられたと思う。2点目に関しては早いボールをDFとGKの間に入れれば、(中に下平)匠と誰かがいるのは見えていたので、『そこに入れるんで触ってくれ』っていう感じ。中の人、匠がよく触ってくれたなという感じです」

 1点目はうまく相手のギャップを突いた形だった。左サイドの齋藤学から中央の中町にパスが渡ると、「出してくれる」と感じた兵藤が一瞬後ろを確認してから前を向いてボールを受けた。そして右前方のスペースへボールを出すと、そこにベストなタイミングで上がってきた三門のクロスを、伊藤が頭で合わせた。

 2点目は、その10分後。絶妙なタイミングが見事に合わさった形。兵藤がリターンパスを齋藤に戻した瞬間、兵藤慎剛の後ろを猛スピードで駆け上がってきたのが三門だった。齋藤のスルーパスを三門がダイレクトで折り返すと、「学がシュートを打つと思ったので、こぼれ球に詰めようと思って早く入った」と語る下平が左足で押し込んだ。

 個性派集団の横浜FMの中で、決して目立つ選手ではない。それでも、自分に与えられた役割を理解し、きっちり果たせる能力を持っている。

 この日のボランチでは、「柏の中盤の3人は前を向くのも、(ボールを)入れてくるのも上手いので、そこをうまく消して後ろに下げさせるイメージ」でプレーし、サイドバックでは「どれだけクロスを上げられるかに重点を置いている」と語る。

 アルビレックス新潟から移籍して2年目。これからはイメージにはなかった“クロスからの得点”というプレーの幅を出すことで、ボランチでもサイドバックでもチームに貢献していくつもりだ。

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