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【J1・1st第4節予想スタメン 仙台vs清水】得点力に課題を残す清水、ウタカら外国人選手の活躍に注目

2015.04.03

前線の得点力に課題を残す清水 [写真]=Getty Images

ベガルタ仙台 奥埜や茂木ら攻撃陣の今季初ゴールに期待

 3月28日のナビスコ杯第2節・名古屋戦で、今季公式戦初黒星を喫した仙台。前半の26分間で3失点を喫したことは、今後に向けて大きな戒めとなった。堅守をウリにするチームにとって、試合の立ち上がりに前からプレッシャーをかけに行くのか引いてブロックを組むのかが曖昧になってしまうことは、致命傷になりうる。この名古屋戦では後半に立て直せただけに、一層立ち上がりの守備が悔やまれる結果となった。


 その反省を生かすべき最初の相手は、清水だ。この試合で“いい守備からいい攻撃へ”という流れを作るうえでの不安材料が、右サイドバックの菅井直樹の不在だ。前に出る守備だけでなく、独特の感覚に基づく得点能力という点でも彼の負傷離脱は痛い。しかし代わってチャンスを得るであろう蜂須賀孝治は、上述の名古屋戦の後半で攻守ともに立ち直って相手ゴールに迫る場面もあっただけに、彼のようにこの一戦でチャンスを得る選手の奮起に期待したい。

 攻撃面では、ボールを奪ってからの攻撃の組み立てを改善したいところ。ウイルソンがコンディションを上げてゴール量産も期待できるところまできたが、彼に依存してばかりでは相手のマークが集中してしまう。献身的な姿勢を見せる奥埜博亮茂木駿佑といった攻撃陣が今季初ゴールを決めることができれば、仙台はさらに勢いに乗れるだろう。(totoONE編集部)

■仙台予想スタメン
4-4-2
GK
六反勇治
DF
蜂須賀孝治
鎌田次郎
渡部博文
石川直樹
MF
茂木駿佑
梁勇基
富田晋伍
野沢拓也
FW
奥埜博亮
ウイルソン

清水エスパルス 得点力不足が最大の課題

 開幕戦では鹿島に快勝したものの、3月の勝利はその1勝だけで、公式戦1勝1分3敗。とくに第2節以降は4試合で2点しか取れておらず、得点力不足が最大の課題となっている。ただ、チャンスをまったく作れていないわけではなく、先週のナビスコ杯横浜FM戦では、ピーター・ウタカを起点にした攻撃で何度か決定機も作れていた。しかし、ボールを持った選手に絡んだり、裏に飛び出したりする人数もまだ物足りないため、人数をかけてガッチリと守ってくる相手を崩す力はまだ不足しており、第3節の松本戦ではそれが浮き彫りになってしまった。そう考えると、仙台のような堅守速攻型のチームは苦手なタイプ。したがって、自分たちが失点しないことを第一に考えながら戦い、後半の勝負どころに賭けるというゲームプランも見えてくる。

 そんな中で、攻撃センス溢れる白崎凌兵や、京都から期限付きで加入した左サイドバック・福村貴幸といった新たな力が台頭してきたのはプラス要素。さらに、結果が出ていないからといって、チームとして今の取り組みを続けることに迷いはなく、少しずつだが着実にチーム力を積み上げている。そんな中で良い形でゴールを奪えたり、ウタカやミッチェル・デュークがJ初ゴールを決めたりできれば、チームとしてもかなり勢いづくはずだ。

 また、この試合ではセットプレーも大きなポイントになるが、横浜FM戦ではそこから1失点。仙台はセットプレーからの得点が多いだけに、その修正も大事な課題のひとつとなる。(前島芳雄)

■清水予想スタメン
4-2-3-1
GK
櫛引政敏
DF
犬飼智也
三浦弦太
平岡康裕
福村貴幸
MF
本田拓也
八反田康平
村田和哉
大前元紀
白崎凌兵
FW
長沢駿

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