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震災を乗り越えた福島、目標は「子どもたちに笑顔を与えるクラブ」

2015.03.11

 東日本大震災の発生から4年が経過した11日、福島ユナイテッドFCが声明を発表した。

 同クラブは、代表を務める鈴木勇人氏の挨拶として声明を発表。「未曾有の東日本大震災や原発事故により、一時はクラブ存続の危機となりました。あれから4年。地域の皆様に支えられた福島ユナイテッドFCは福島県初のJリーグクラブへ。この感謝の思いを胸に、私たちは3月15日から開幕する2015明治安田生命J3リーグを闘います。未だに夢や希望を見出だしにくい福島県の子どもたちに笑顔を与え、地域に必要とされるクラブの構築に全力で取り組んでまいります」とこれまでの4年間を振り返りつつ、今後も地域に夢を与えるクラブとして活動していくことを誓っている。


 今季については「栗原監督2年目の2015シーズン。目指すは『福島スタイル』での勝利です。これまで築き上げた、全員でボールをつなぎ多彩な攻撃を仕掛ける魅力あふれるサッカーで、福島の元気を全国に発信し、優勝争いに名乗りを上げます。クラブとスポンサー、サポーター、地域の皆様との『つながり』をより強く、より太くしながら、様々な方向でつながる『福島スタイル』で勝利をつかみ取り、皆様と感動を共有します。これまで以上の熱いご声援をよろしくお願いいたします」と、チームとしても、クラブとしても「つながり」を意識して邁進することを目標として掲げた。

 15日に開幕を迎える明治安田生命J3リーグ第1節で、福島はホームに藤枝MYFCを迎える。

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