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FC東京が宮崎でサッカー教室開催…武藤は子供と触れ合い「元気をもらった」

2015.02.15

サッカークリニックで子供たちと触れ合い笑顔を見せる武藤嘉紀

 宮崎県内でキャンプ中のFC東京が15日午後、同県都城市、えびの市でそれぞれサッカークリニックを開催。えびの市の会場には日本代表FW武藤嘉紀を含む9選手が参加し、子供たちと楽しい時間を過ごした。

 えびの市ではこれまでプロサッカー選手を輩出したことがなく、今回はFC東京が同県内でキャンプをしている縁から、「えびのプロサッカー選手を育てる会」がクラブ側にサッカークリニック開催を打診して実現にこぎつけたもの。プロサッカークラブが同市内でクリニックを行うのも初めてのことで、FC東京からは武藤、権田修一米本拓司三田啓貴河野広貴平岡翼羽生直剛吉本一謙小川諒也の9選手が参加して、ウォーミングアップからミニゲームまでの約1時間、市内の小中学生約140人と一緒に汗を流した。


 同会の関係者は「えびのは宮崎にも鹿児島にも1時間くらいかかり、なかなかサッカーを見に行ける環境ではない。今回は日本代表経験のある選手、FC東京でも中心として期待されている選手たちに来てもらえて最高ですし、こういう形で子供たちに夢を与えてもらえたことに感謝しています。えびの市から九州トレセンに選ばれたり、宮崎や鹿児島の強豪高に進む子も出ていますし、ぜひプロサッカー選手を輩出したい」と、感謝と意気込みを語った。

 クリニックを終えた武藤は、「初めてプロサッカー選手を見たって言っている子もいました。自分も小さな頃にプロの選手と一緒にサッカーをしてうれしかった記憶があるので、今回のクリニックで刺激を受けてくれたらいいですね。こういう機会ではプロの選手から褒められることがうれしいと思うので、今日は短い時間の中でもプレーで見せたいと思っていましたし、できるだけ褒め言葉を積極的に言おうと思っていました。子供たちがすごく楽しそうにしていたので、こっちも元気をもらうことができました。これでFC東京を好きになってもらえたらうれしいし、自分もさらに頑張って結果を残さなければいけないと強く思いました」と、自身の記憶を振り返りながらコメント。原点とも言える幼少期の思いを回顧しつつ、新シーズン開幕に向けて気持ちを引き締めていた。

文=青山知雄


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